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第23話

嵐の前の嵐
家に帰ると人に会わないようすぐ部屋に入る


…はずだったのに




慶「え?こたと出掛けたんじゃないの?」

2階に上がる前に市川くんと遭遇してしまう




清「あ、ちょっと仕事あったんで先に帰ってきました」

慶「こたろう置いて?」

清「…他もいるんで大丈夫です」

慶「他って…今朝あいつ、きよはると出掛ける、としか言ってないよ?」

清「そうなんです、偶然会ったんで…」


階段を登るが案の定市川くんが追ってくる




慶「誰と会ってるの、こたろうは」

清「市川くん、怖いって!…夕ですよ」

慶「きよはる、何やってる?まさかこたろうに余計な事言ってないよね?」

清「言ってませんよ!」

それは本当なので語気も強くなる



とうとう市川くんが部屋まで着いてきてしまう



慶「なぁ、わざと2人にしたの?」

清「まぁ…」

夕に頼まれたこと、市川くんなら言ってもいいんかな?
告白した事知ってるし…



慶「ややこしくなるって言っただろ」

やっぱり市川くんがちょっと怒ってる…
市川くんから聞いた事言ってないのに



清「市川くんだって付き合うのか気にしてたじゃないですか」

慶「俺とお前は違うだろ、何で分かんないんだよ」

清「そんな余計でした?こたもニコニコしてましたよ」




市川くんが床に座り込む


清「そんな怒らないで下さい、夕に頼まれて協力しただけなんで」



市川くんが僕をじっと見つめる

慶「なにそれ」

清「あ、この前遊んだ時に頼まれたんです」

慶「…すげーなあいつ」

清「え?」



慶「きよはるって、恋愛にあんまり興味なさそうだな、とは思ってたけど」

清「興味ないって言うか、あんまベタベタしたりするのはちょっと。動画でも言いましたけど、電話は月1でもいいかな、みたいな感じですよね」


慶「どの口が言ってんだよ」

清「え?え?本当ですよ!」




市川くんが立ち上がる

慶「もう少し周りを見ろ」
「今の環境に甘えてると後悔するよ」






なに?どういう事?

こたの話じゃないの?

何で俺、怒られたの?







夕方の撮影前、こたが帰ってきた

理由が分からないまま市川くんに怒られたから、理由は分からないけどこたに会うのも怖くなり時間ギリギリまで部屋に居た





リビングに入る

あ、こた居ない




と思ったらキッチンから出てくる



何で今日は遭遇ばっかやねん…



清「こた、おかえり。今日は先に帰っちゃってごめんなー」

極めて明るく言ったが





小「…は?」




低い声
俺を睨みつける目



冗談で怒ってる時とは明らかに違う張り詰めた空気





やっぱり俺、余計な事したんやな…



すっと俺を通り越してリビングに行くこた


初めて自分に向けられた冷たい目を見て、何も言えなくなった






YouTubeの撮影は正直何を喋ったか覚えていない

市川くんとこたは前列に座ったので、逃げるようにソファーに駆け込んだ





とりあえず撮影終わったら謝ろう