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第26話

大事にするから
目が覚めたのは朝7時


最近は早寝早起きだけど、さすがに早すぎる


…でも目が覚めている、頭が重い





LINEがきてる

…夕からだ













僕はゆっくり部屋を出る









…着替えずそのまま寝てるって事は、多少気にかけてくれたのかな




そっとしゃがんで寝顔を見下ろす




あんなに怒って、口聞かないって自分で言ったのに



少しは僕の気持ち考えて苦しめばいい、って







それでもどうしてここに来ちゃうんだろう




すぐそこに居るのに手に入らない




弟になりたかった訳じゃないよ




親友じゃ全然足りないんだよ




きよのお節介も笑って見過ごしていたら、今頃一緒に寝ていたかもしれないけど




このまま何もなく過ごす事が出来ないくらい、好きになっちゃったんだよ





ポタポタと涙が落ちる



すぐに視界が見えなくなる









「こたっ」


呼ばれた事に気付いて反応するより早く
ぐいっと腕を掴まれ引き寄せられる





「こた、泣かんとって、話聞いて…」





抱きしめられてきよがどんな表情しているか分からない

きよの切ない声だけ聞こえる



僕はスマホを取り出して無言できよに渡す





見せたのはLINEの画面



小『きよが僕の応援してる時点で振られ決定だよね』


夕『すぐに忘れられなくても、きよはるくんの代わりでもいいから、やっぱり付き合ってもらえませんか?』












清「あかんで」








清「こたろう、聞いてる?」







清「あかんで、これは」








清「俺、お前が浮気したらぶっ殺す言うたやん」
(12話参照)





小「…そもそも付き合ってないじゃん」





僕の背中できよの手が動く



小「なに?」



きよは答えない



少しするときよの手がスマホを突き出す




なに?



受け取ると画面は先程のLINE




…!



『夕ごめん、きよはるだけど』

『こたろうは俺のもんにさせて』

『俺こたろうの事好きやから』

『迷惑かけてごめんだけど、譲れない』









小「え!?ちょ、ちょっと待って!」

「僕まだ何も聞いてないのに!何で夕に先に報告してんの!?」







清「…取られたら困るから」

きよの腕に力が入る




「傍にいるのが当たり前やったから、漠然とこれからもずっと一緒にいる気がしてたんやけど」


「今が幸せで、これが続くもんだと思ってて、こたに甘えてたと思う、気づこうとせんかったかも…ごめん」


「昨日のインライの俺を呼ぶ声聞いたら、無性にこたが恋しくなって、会いたくなって。」





「…あんな甘い声出されたら俺だけじゃなくて他の人にもバレるで?」


「ほんまにドキッとしたわ、気付かされた」







清「…何か言えって」





きよに寄りかかっていた体を起こしてきよの顔を見る


小「付き合うってどういう事か、ちゃんと分かってるの?大丈夫?」




清「バカにすんな笑」




笑った顔が
すっと真顔になり



こた…



つぶやく小さな声



顔を引き寄せられて




きよの唇が触れた







唇が離れるときよは

「合ってるやろ?」と笑顔を見せる





僕はまた泣いてしまう



今度は嬉しくて








清「もー、泣くなって」

きよがまた僕を抱きしめてくれる




清「大事にするから許してや」






小「フフッ やばい、嬉しすぎる」




清「朝5時まで色々考えたわ笑」




小「きよはる」


清「ん?」


小「ずっとずっと言いたかった、大好きって」




きよは下を向いて

「…恥ずいやん、俺はあんま言葉では言われへんから態度で察してや」