ダンスレッスンが終わってシンデレラフェスの打ち合わせが終わるともう午後8時
慶「さすがに疲れた」
三「お腹すいた~りょーがぁ」
みなとは車中の隣のりょうがに抱きつく
涼「ヨシヨシ(´・ω・)ノ゙動画撮影もあるんだよね?この後」
さ「ご飯食べて行きたいけど時間ないよね?」
清「この移動中にUber頼んどく?」
小「頼む!僕カーネルサンダースで」
清「ケンタッキーな」
家に到着して順番に手洗いをしているとすぐに食料が届いた
撮影の時間を気にしつつ雑談しながら食べ始める
清「みなと、お腹空いてたんやろ、はよ食べ」
ソファーの左に座るみなとに声を掛けると不敵な笑顔で顔を寄せ
三「ぱぱ、大胆だね」
スマホを清春の手に預けてみなとはゴソゴソと袋を開けてご飯タイム
清「何?」
スマホを凝視
右隣の小太郎も「何かしたの?」と覗き込む
そこには「きよ」「こた」という名前の男性が愛し合っている営みが事細かに書かれていた
『大学で大阪と東京を行き来して会えなくて寂しい…』
清「え?何コレ!?俺の事?」
小「アハハハハ」
小太郎はチキンを片手に手を叩いて喜んでる
ソファーの下にいた3人も振り返る
慶「清春、見して」
さ「きよちゃん、エゴサーチ?」
涼「エゴサーチって何だっけ?」
全員が清春の持つスマホを眺める
三「きよちゃんは~こたに会えなくて寂しくて、こっち帰ってきた時にこたを押し倒してたんだよ笑」
清「いやいやいや、してへんしてへんよ」
さ「えっ、きよちゃん狼!」
慶「みなと、これ何?」
三「これ、小説?みたいの」
涼「誰が書いてるの?」
三「知らん、JKとか?」
慶「今時のJKすごっ!こんな事書くんだ?だってエロだよ完全に」
さ「生々しい笑…知ってる人の名前で出てると本当にそうなのかな、って気がしてくるよね」
小「えー僕きよに襲われちゃったんだー」
いたずらっ子のように笑う小太郎
涼「だってここ…『きよは挿れながらこたの〇〇を後ろから掴み…』」
清「ちょ、りょうが!言わんでええから!」
清春は耳まで真っ赤になってスマホを上に上げてみんなが見えないようにする
涼「きよちゃん、すごっ」
三「ね、ぱぱって意外と大胆でしょ」
慶「清春はね、やる時はやるのよ、この子は出来るのよ~」
ニヤニヤしながらなぜか褒め口調
清「市川くんまで」
さ「ね、それって他のメンバーの話もあるの?」
三「あるよ、カップルは王道が1番多いけど複数人とかあるし」
その後は各自で検索して、それぞれのスマホから小説を読み出してご飯どころではなかった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!