私は、怖かった。あいつと目を合わさないように下を向いた。
あいつは、狂ってる。簡単に人を殺す悪魔だ。
今思うのは、一つしかない。
恐怖だよ。
あいつは、笑って私に言う。
また、あの顔だ。
喋りたくても、何故かこいつに怯えている。
この言葉しか出なかった。
私は気づいたよ。聞いたとき、一瞬顔が曇ったのを。
私は、怯えない。だって君は私に助けてもらいたいんでしょ。
その時だった。急にドアが勢いよく開いたんだ。
そこにいたのは、とても鼻が高くて外国人みたいな顔をしている男の子がいたんだ。
その子は、涙を流しながらテヒョンの方に行ったんだ。
そして、ホントに小さい声で…
__________________ごめんッ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。