〈龍友side〉
なんか、心配やな〜
昨日、頭痛いらしく休ませたけど
その後も様子がおかしくて
あなたどうしたんやろ、、、
レコーディングの合間にそんな会話
よし、頑張りましょう!
って肩をポンポンしながら
レコーディング室に向かっていった涼太
あなたにも涼太にもメンバーにも
助けられてばっかやなあ、俺
気合を入れてレコーディングに向かった
〈あなたside〉
今日もすごく忙しい。
他のスタッフさんも大忙し
休憩室でそんな一言を呟いたら
少しホッとして、また仕事に戻る
その後もずっと頭痛は無くて
頭痛は無いせいか、今日は軽い気分で仕事場を出る
そうなんだ〜なんて返しながら
二人でリビングに向かう
キッチンに二人で並んで料理を作っていく
はいちゃんと冷やして〜。
ってお母さんみたいに注意されながらも
二人だからどんどん進んでいく
いただきますって言って
二人で作ったハンバーグを食べていく
それからも龍友からメンバーさんの話とか聞いて、
すごい幸せそうな顔をしながら話す龍友くんが大好きなんだ、笑
こんな顔にさせるメンバーさんも良い人ばっかなんだろうなあ。って笑
嫌な奴じゃないです〜
って返した時
電話が掛かってくる
今までは他のスタッフさんの補助みたいな感じで勉強してきたから
自分が主体になれるお仕事が欲しい。
って前からずっと言ってて、
私が叫んだからか、
今までテレビを見ていた龍友も私の方を驚いた顔で見てきて
そう返して電話を切った途端
急に叫んだから耳痛なったわ笑
って言ってる龍友を見つめて
やっぱ、噂をすればだな〜〜!!
メンバーさんに会える!!!
ってことが頭の中にいっぱいだった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。