クロノアsideーー
【地下】
しにがみくんが持ってきたランタンを足元にかざしながら階段を下っていく俺たち。
光が一切刺されていなため、目の慣れないうちは全然見えなかった。
俺は猫だから、全然道見えたけどね(๑•̀ㅂ•́)و✧
すると急に狭かった両壁が無くなった。危うくこけるところだった……
どうやら地下に着いたようだ。
うーん、と腕を組みながら悩んでいると、目の端にある物が入った。
俺が壁からそれを取ると、ランタンでも見える位置にそれを近づけた。
俺が取った棒三本をランタンの火にかざし、それぞれを松明に変えた。
ぺいんとが元気に宣言した。
深夜テンションってやつかな?www
ぺいんとが歩き出すと……
ゴツン!
これでも俺らは何とか笑いを堪えたのに…
神様、俺らの腹を痛める気満々ですか?
ヒューン
コツンッ!
ぺいんとの頭にジャストヒットで何かが落ちてきました。
暫くは笑い続けてた俺らだが、何とか落ち着き、落ちてきた何かを拾い見た。
拾ったのは、半球のガラスがはめ込まれたブローチだった。
中に描かれた?彫られた?模様は天使のような羽
左の片翼は黒、右の片翼は白だった。
満場一致で明日、ステイサム看守にブローチを渡すことに決め、改めて地下の捜索に向かった。
ちなみにブローチはぺいんとが持つことになったよ
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。