シルケンsideーー
自由時間が終わって牢屋に戻った。
俺の位置は8番たちの向かいだ。
背中を向けて寝ていたが、聞いたことのある声が聞こえた。
看守が出ていったところで俺は体を起こした。
おかえり
やっほー、シルケン!
へ?シルケン?
よう!
そういや8番は知らなかったな
シルケンは俺たちの向かいの牢屋なんだ
位置はちょうどぺいんとの真ん前だね
はー、なんで入った当初に気づかなかったんだろう
本当になんででしょうねw
それ、お前がいなかった時も聞いたぞw
wwwwww
…で、どうだった?情報交換
ガタッ
どっかの囚人が起きたか
…それは、明日でいいですか?
だな
明日は刑務作業だ
同じ場所だといいな
チッ
やっぱり聞いてやがった。
8番が気づいて聞けなくなったな。ざま〜w
そういえばシルケンさん、貴方メデューサ号に行かなかったらしいですね
ああ
8番に言われて困惑した
でもバッカニアには居たんだよな?
何があったんだ?
それは、お前らが調べてることに関係あることか?
断定は出来ないですけどね
聞くだけでも何かえられると思うので、一応
分かった
俺がリアムとしてバッカニア刑務所に行った
そして、お前らに逃げられた
これはお前らも知ってる事実だよな?
(*꒪꒫꒪)( ._.)コクコク
その後な、俺の『記憶』を持った奴が現れたんだ
本名は聞けなかったが『道化師』とは名乗ってた
俺の専売特許だっつーの(ꐦ^^)
( ̄  ̄;)
で、俺は本能的にこいつに捕まったらダメだって思ったんだ
だから逃げたんだが、逃げる先々で監視カメラが壊されてた
多分アイツが証拠を残さないようにしてたんだろうな
そっからはあやふやだ
アイツに捕まったんだけど、気が付きゃ刑務所の前で他の囚人と一緒に立ってた
……警察に捕まってたらしい
罪はゾペロニア領主殺害だ
これは嘘偽りはない
ただ、跡取りは殺してないし、ちゃんとその後の管理もしてた
まあ、償いみたいなもんだったけどな
とまでは何故か言えなかった
だから今は無期懲役で済んでる
脱獄する気もない
…………
……静かだな
こいつらに静かっていう単語が辞書にあったのか?(←失礼
俺の話はこんなもんだな
またなんか思い出したら話す
はい…分かりました
ありがとうございます
おう
続きは明日な
そう言って俺は寝た。
寝落ちる直前にあいつらが何か話していたが、明日もあるため気にせずに意識を手放した。
ここで切ります
本当にシルケンの『記憶』があやふやだね
そりゃあ、ねぇ
意味ありげに言うんじゃないよ
あと、参加型作ってみました
宣伝してくれると嬉しいです
次回「脱獄.6 地下牢へ」
ばいシル
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。