第39話

第一章エピローグ　別れた役者達

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2023/04/09 05:09

No sideーー

ダークぺいんとがヒントを伝えたあと、ぺいんとの中に再び戻った。
彼らが情報交換を終えた頃には既に日没だった。


コンコンコン

スティーブ

もう日が暮れたけど、情報交換終わったー？

捏島　考行（コネシマ）

もうそんな時間やったんか？

天乃絵斗（ぺいんと）

本当だ
もう6時を指してたよ

絵斗が常に身につけている腕時計を見せた。
確かに時計の針は6時を指していた。

猿山らだ男（らっだぁ）

じゃあそろそろ帰りますか

我々だ組

はーい！

トラゾー

俺らは見送れないので、ここでお別れですね

スティーブ

そーだね
後で牢屋に連れていくから、ここで待っててね

日常組

はーい

桃瀬豚平（トントン）

何か掴んだら、また来ますね

クロノア

こっちも、ある程度調べておくね

天乃呂戊太（ロボロ）

連絡はどうするんや？

天乃絵斗（ぺいんと）

そこは俺がステイサムさんにするよ

しにがみ

分かりました

鳥井　希（ゾム）

また今度な！

そして呪鬼組は日常組に別れを言った後、応接室をあとにした。

呪鬼組が刑務所の出入口に向かっていると、リアムがいた。

捏島　考行（コネシマ）

あれ、リアムさん！

リアム

？ああ、お前たちか
情報共有は終わったのか？

鳥井　希（ゾム）

バッチリやで！

鬱島大（鬱先生）

リアムさんは仕事ですか？

リアム

ああ
ついさっき囚人同士が喧嘩していてな
（物理的）仲裁をして、懲罰房に送ったばかりだ

天乃呂戊太（ロボロ）

（物理的って聞こえたのは俺の気のせいやろか？）

気のせいではないですよロボロさん（by作者）

リアムは残っている仕事を片付けるために、部屋に戻って行った。

鬱島大（鬱先生）

なんかスティーブさん、言いたげやけど、どうしたんですか？

スティーブ

いや、リアムさんの目の下に隈があったから、あれ多分徹夜してる
そして今日もすると思う

スティーブ

あとで兄貴に話さないとな

天乃絵斗（ぺいんと）

リアムさん…（呆れ）

天乃呂戊太（ロボロ）

いや、兄さんも人のこと言えないと思うよ

桃瀬豚平（トントン）

なんで？

天乃呂戊太（ロボロ）

兄さんもよく隈つくってる上に昨日もオールやったからな

猿山らだ男（らっだぁ）

どーりで足元ふらついてるのか

天乃絵斗（ぺいんと）

いや、ちゃんと今日は寝るから

天乃呂戊太（ロボロ）

そう言って昨日寝とらんやないか！

猿山らだ男（らっだぁ）

……よし、今日は絵斗の家に泊まるぞ！

天乃絵斗（ぺいんと）

はあ？！

鳥井　希（ゾム）

じゃあ俺も泊まりたい！

捏島　考行（コネシマ）

俺も俺も！

桃瀬豚平（トントン）

俺も行こうかな？

鬱島大（鬱先生）

ほな俺も

天乃呂戊太（ロボロ）

いや、それはまた今度な
親に許可取らんとアカンやろ

鳥井　希（ゾム）

いや俺の親は友達の家やったら、無許可やで

捏島　考行（コネシマ）

俺はそもそも許可取る為の親がな…

桃瀬豚平（トントン）

次期当主って認識しかしとらん親に許可なんか取るか

鬱島大（鬱先生）

俺はそもそも親が長期出張でおらんし

天乃呂戊太（ロボロ）

そうやったな…

スティーブ

…君たち苦労してるのね…

スティーブは彼らの話を聞き察したが、それ以上は何も言わなかった。

天乃絵斗（ぺいんと）

ああもう！いいよ、全員来い！

我々だ組

よっしゃー！（ロボロ以外）

天乃呂戊太（ロボロ）

兄さんwww

猿山らだ男（らっだぁ）

wwwヤケになったなwwwwww

スティーブ

wwwwwwwww

一通り笑い、日がほとんど見えないぐらいになってから、帰路についた。



余談だが、全員天乃家に泊まることになり、案の定絵斗は徹夜しそうになったが、らだ男と生徒たちによって阻まれ、一緒に寝たそうだ。

るうでぃ

ここで切ります

るうでぃ

と、言うことで第一章終了！

ルナ

エピローグって、勘違いするわよ

るうでぃ

かもね…(￣▽￣;)
次からは、各々の行動ターン！

ルナ

なるほど
言わば『脱獄』とか『呪鬼』とかは完全にそれぞれの行動の時の題名ってことね

るうでぃ

そういうこと！
ネタバレになっちゃうかもだけど、
第一章は出会いと序章なの
何章まで行くかは私にも分かりません

ルナ

最悪、小説が分かれそうね

るうでぃ

そうかもね
なんなら、番外編出そうと思ってる

ルナ

投稿間にあう？ww

るうでぃ

分からんww

るうでぃ

次回「脱獄.5　シルケンの記憶」

ルナ

ばいちゃ！

るうでぃ

ばいちゃ！

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第40話脱獄.5　シルケンの記憶

るうでぃ@不定期投稿

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。