第7話

SEVEN
1,976
2018/07/15 09:10
俺は席から立ち上がった
俺の股には、容赦なく暴れている電マがある
先生
じゃあとうき、ここに答えを書いてくれ
先生は黒板に書かれている式を指差して言った
席まで遠い……
足がガクガクしてしまってなかなか上手く歩けない
先生
おい、とうき、どうしたんだ?
あ、いやなんでも、ありません……
このままじゃみんなに怪しまれてしまう!
なるべく普通に歩こうと思い、我慢して歩いた
クラスメイトの視線が怖い
お願いだから俺を見ないでくれ!
そんなことを願ったところでなにも変わることはない
みんなは俺に注目している
やっと黒板の前までたどり着いた
先生
はい、チョーク
あ、ありがとうござます
俺は先生からチョークをもらった。
さて、答えを書くか
俺はチョークを黒板に付けた瞬間、なにかがち○この方に溜まってきた
やばい!イキそう!
…!!
我慢だ!我慢しなくては!!
みんなの前でイクわけにもいかない!
早く答えを書こう!
けれど手が震えてなかなか上手くかけない
もう、だめ…!
ん!んー!
先生
ん?どうした?
そうた
とうきー?
はぁ、はぁ……
もう…だめだ
先生……
先生
なんだ?
すみません、わかりませんでした……
これしかない、ここから逃げなきゃ
先生
珍しいなぁ
先生
具合でも悪いのか?顔が赤いぞ
そ、そんなこと、ないです……
先生
無理するな、保健室で休んでろ
で、でも!
先生
無理は良くないことだし
そうた
そうだよ!行ってこいよ、とうき!
……わかった
俺は教室を出て行った

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