花巻「あなた、何してんの?」
「わっ!!た、貴大様?!」
花巻「ぷっ!!驚きすぎ!wwwで?何してたの?」
「あ、先週の練習試合の結果と改善点をノートにまとめてたんです。」
花巻「ふーん。あ〜あ!青城のマネやってほしかったなぁ〜。」
「ははは…無理ですね。」
花巻「ちぇ…あ、そうだ。」
「?」
花巻「ね!ご主人様って呼んでみて!」
「え、嫌です…」
花巻「えーいいじゃん!呼んでくれたことなかったし。」
「嫌です。」
花巻「普通、メイドってご主人様って呼ぶじゃん。」
「私の普通は呼びません。」
花巻「お願い!一回でいいから!」
「嫌です!」
花巻「ちぇ…」
「そろそろ、就寝時間ですよ。おやすみください。」
花巻「はいはい。」
「おやすみなさいませ。」
花巻「おやすみ。」
バタンッ…
「…………」
『ね!ご主人様って呼んでみて!』
『お願い!一回でいいから!』
ご主人…様…
ううん!!何やってんだろ…
さ!仕事!仕事!
今日、やらなきゃいけないことを全て終わらせ、寝る準備をした…
11:45
もう少しで日付けが変わる…
寝よ!
「…………」
ガチャ…
花巻「すぅ…すぅ…」
来てしまった…
貴大様…
「ふふっ…ご主人様。おやすみなさいませ。」
うわ…やっぱ恥ずかしい…
早く寝よ…
ガチャ…
バタン…
私は、部屋に戻りそのままベッドに入って眠りについた…
作者「その頃の花巻氏はというと…」
花巻の部屋…
花巻(やば////思ったよりくるな////てか、めっちゃびっくりした…////可愛い過ぎだろ…////)←実は起きてた人…
花巻「あ〜////」
作者「めっちゃ悶えてました…」
翌朝…
ガチャ…
「貴大様、おはよu…」
花巻「おはよ!あなた。」
「どうしたんですか?いつもはまだ寝ていらっしゃる時間ですのに…」
花巻「んー、何か目が覚めた。」
「は、はぁ。そうですか。」
花巻「んー。」
貴大様は腕を伸ばしながら、私の方を見ている…なぜ?
「?」
ま、いっか。
「貴大様、朝食の準備が出来ております。」
花巻「ん。分かった。」
貴大様は朝食を食べて、学校に行った。笑顔で…なぜ?
ま、いっか。
「私も学校行こ。」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!