第4話

意外な一面…
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2020/10/03 12:00
学校…
「ふぁぁぁ…」
月島「なんでそんなねむそうなワケ?」
「んー。いろいろあって…」
月島「ふーん。」
はぁ…昨日恥ずかし過ぎて寝れなかった…
バタッ
「え?」
何かが倒れる音がして、音の方を見てみたらツッキーが倒れていた…
「ツッキー?!?!」
月島「ハァ…ハァ…」
息が荒い…
額に手を触れてみると…
「あつっ!!」
「熱…かも。保健室、連れて行かなきゃ!よいしょっ…重っ…」
流石に担いだりはできないから、肩を貸して、歩いてもらう。
保健室…
「せんせー…っていないし…」
とりあえず、ベッドに寝かせてあげないと!
とさっ
ふぅ…
おっけー
あとは、熱を測って…
「月島くん?熱、測るよ?」
月島「ん…」
ピピピピッ
「えっと…38.6℃?!高っ!!」
熱さまシート…!!
あった…!!
ぴたっ…
月島「う…」
可愛い…
って違う!!
「つ、月島くん?私、もう行くから…大人しく寝ててね!」
よし、戻…
ギュッ
「え?月島く…」
月島「い、いかない…でよ…ハァ…ハァ…そばに…いて…」
握られた月島くんの手は熱く、とても辛そうな顔をしていた…
てか、月島くんが甘えてるのってレア…
「ふふっ。分かった。そばにいるね。」
あ〜昨日よく寝れなかったから…眠…い…
「ん…」
「はっ!月島く…ん。」
まだ…辛そう…
月島「んん…」
「月島くん?何かいる?」
月島「…………あなた。」
「え?」
月島「あなたがそばにいて…他に何もいらないから…」
ギュッ
月島くんは、また手を握って来た…相変わらず熱い手…
「……………////」
普段とは違う月島くん…可愛いとこもあるんだ…////
って何考えてんの?!////
「月島…くん…分かった…////」
月島「良かっ…た…zzz」
寝ちゃった…やっぱりモテるだけあって寝顔…綺麗だなぁ。
月島「ん……っ!あなた?あなた、そばにいてっていったのに…いなくなる…とか…ハァ…ハァ…」
「っ!月島くん!!」
月島「あ…あなた…」
ギュッ…
月島「え、」
「大丈夫…大丈夫だよ。私はここにいる。どこにも行ったりしない。月島くんのそばにいるよ。」
月島「うん…」
「熱、測ってみるか…」
ピピピピッ
「お!36.5℃…もう、熱ない…良かった…」
月島「ん…」
「あ、月島くん!熱下がったよ!」
月島「…………?」
「月島くん?」
月島「あ、いや。てか、ツッキーじゃないんだ。」
「へ?////違っ!!………だって、ツッキーの看病してたら、真剣になっちゃって…」
月島「は?////(調子狂う…////)」
「ツッキーだって!そばにいてとか行かないでとか言って手、握って来たくせに!!////」
月島「は?僕がそんなことするわけ……」
『い、いかない…でよ…ハァ…ハァ…そばに…いて…』
『あなたがそばにいて…他に何もいらないから…』
『ん……っ!あなた?あなた、そばにいてっていったのに…いなくなる…とか…ハァ…ハァ…』
月島「っ〜〜〜〜〜〜〜!!////」
「思い出した??(≖͈́ㅂ≖͈̀ )ニヤ」
月島「う、うるさい………////」
「ツッキー?今日は部活行かないで、家でゆっくり休むんだよ!」
月島「分かってるし…」
ツッキーの意外な一面が知れて、結構嬉しかったのは内緒。

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