表情に陰が出てきて俯きながら話す優吾くん。
優吾くんは元々自分に自信があまりないというか、ジャニーズに入ったきっかけの事もあってアイドルっていうことに執着がないというか……SixTONESの皆がいたから、ファンがいるから頑張れてるって言う部分が大きいんだと思う。
だからなのか、SixTONESの皆に迷惑をかけることとか、ファンの期待に応えられないこととかを怖がる所がある。
難しく考えすぎなんだよ、優吾くんは。
そりゃあ、犯罪に手を染めるとかそういうのはダメだけど、ちょっとした事なら誰も怒らないよ。
ジェシーくんが言うように、やりたいことやったらいいんだよ。
それで失敗したら、次は別の方法で試してみたらいいし。
さっきより表情が明るくなった気がした。
良かった。少しでも気持ちが晴れてくれたらそれでいい。完全に解決なんて私には出来ないけど少しでも紛れたならそれでいい。
あとは本人次第だからね。
食器を片付けて、昔話しながらテレビを見てると次々と皆が帰ってきた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。