第2話

夢の中で
…僕、君の事…守れた、かなあ…?
いや、なんで…!?どうして、僕なんか助けるんだよ!!!!?
助けたかったから…かな?
泣かないで?ほら、笑って?
…大丈夫。大丈夫だよ…?僕は、絶対、死なないから…。



意識が朦朧とする中、僕は、〇〇の名前を呼び続ける。

涙は止まらない。

この人に、生きていて欲しいから。





しかし、僕も意識を失ってしまう。






───────ありがとう。そう伝えたかったのに。














────────っ、!!
バサッ
…夢、?
…あれ?僕、泣い、てる…?





いつもなら、夢なんてすぐ忘れてしまう。

それなのに、この夢だけはいつまでも覚えていたいと思った。

涙はしばらく止まらなかった。




でも、それが少しだけ嬉しかった。