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第3話

Track.2
1,714
2020/12/08 11:32
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ふふ、僕も非常に興味がありますよ。
貴女の名前、伺っても?
目を細め、少し揶揄するように、幻太郎さんは私と目線を合わせて微笑む。

その柔らかく甘めの表情に、心做しか、自分の頬が火照ってくるのが分かる。
甘宮あなた
わ、私は、あ、甘宮あなたです
夢野幻太郎
夢野幻太郎
あなた……素的な響きですね。
だから背格好も佳麗なんだな
甘宮あなた
う……あ……
素敵を素的とか佳麗とか普通使わないでしょ……。

綺麗、って言う所を敢えてそう言うのは小説家らしいっちゃらしいけれど……いや、それ以前に自分は綺麗ではないし。
有栖川帝統
有栖川帝統
お前幻太郎に絆されてんぞ。
顔、真っ赤になってる
甘宮あなた
ふ、不可抗力です……
そう言うと、幻太郎さんはニヤリと今度は何か悪巧みでもしているような顔つきになって、
夢野幻太郎
夢野幻太郎
妾は帝統にも常々そう思っていますよ?
前だって前世は姫と武士だって言ったではありませんか
有栖川帝統
有栖川帝統
意味分かんねー事言ってんじゃねぇよ!
明らかに動揺し始めた帝統くんを他所に、幻太郎さんは勿論『あの』台詞を放つ。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
まぁ、嘘だけどね
幻太郎さんの変わらない様子に、お決まり展開のように帝統くんは大声で抗議する。
有栖川帝統
有栖川帝統
だー!!お前は本当なぁ!!
飴村乱数
飴村乱数
えっ、帝統、本気で捉えてたの?
有栖川帝統
有栖川帝統
んな訳あるか!!
和気あいあいとしたこの空気の中に果たして自分がいて良いのだろうか。
飴村乱数
飴村乱数
そう言えば確かに、あなたって響きが可愛いよね〜
甘宮あなた
あ、ありがとうございます……?
話がかなり脱線しているのに、特にみんな気にしていない。

つまり、この場には野次しかツッコミがいない。
女性
夢野先生には佳麗?とか言われて、乱数ちゃんに可愛いって言われてるよあの子……!
女性
えぇ……あの子いいなぁ
憧れていた、この立ち位置。
…………だけど想像以上に心臓が持たないよ!!

ーNEXTー