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第8話

Track.7
1,224
2021/01/08 11:35
有栖川帝統
有栖川帝統
いや〜、食った食った。
あなた、ありがとな!!
朝から何も食べていなかったのか、帝統くんはよい食いっぷりであった。

ここまで食べると逆に清々しい気分になって来るが、結局は私のお財布から引かれると思うと清々しいとは言い難いが。
甘宮あなた
ぜ、全然、良いんだよ……
給料日前だから正直厳しいのだけれど……。

しかし、FlingPosseのメンバーに奢るなんて普段の私では有り得ないし、滅多に無い事なので、涙を飲んで支払いをした。
有栖川帝統
有栖川帝統
なぁ、なんかお礼させてくれよ!
出来る事なら何でもするからな?
甘宮あなた
出来る事なら、何でも?
有栖川帝統
有栖川帝統
ああ!
本当に何でも良いのだろうか。
軽率に何でもする、など言うと後悔しそうなのにな。
甘宮あなた
えっ、任せちゃって大丈夫なのかな?
私の仕事なのに申し訳ないよ……
有栖川帝統
有栖川帝統
そんなにか?
まあ、帝統くんも男の人だし、頼んでも良いのかな。
私は恐る恐る、こうお願いする。
甘宮あなた
私、渋谷に引越して来たばかりなの。
だから、マンションの家具を運んで動かして欲しいなぁって
そう、シブヤに引越して来たのはつい先日。

所謂私は、FlingPosseの追い掛けなのだが、真逆こんなに関われると思ってはいなかった。
有栖川帝統
有栖川帝統
お易い御用だぜ。
あなたに着いてけばいいか?
甘宮あなた
え、本当に良いんだ。
ありがとう、帝統くん!
有栖川帝統
有栖川帝統
……っ、お、おう!
今、フイっと帝統くんに思いっ切り顔を逸らされたのは何故だろうか。

やっぱり嫌になっちゃったとか、若しくは私の顔に何か付いていたのだろうか?そう考えると少々不安になってくる。

そうやって、いきなり静かになった帝統くんを他所に、私のスマートフォンがのFlingPosseの曲の、軽快な着信音がいきなり鳴った。
有栖川帝統
有栖川帝統
うおっ、俺たちのラップじゃんか!
甘宮あなた
勿論だよ。
1ファンだからね
有栖川帝統
有栖川帝統
自分のラップが着信音にされると、ちょっと照れくさいなー
そう呟いている彼を成人男性なのに可愛い反応だなと微笑ましく思いつつ、スマホの画面を確認すると、さっき交換したばかりの乱数くんからだった。
甘宮あなた
はい、もしもし?
どうしたの、乱数くん
飴村乱数
飴村乱数
ねぇ、キミもしかして、いや、もしかしなくとも帝統に奢ってあげた?
そう言えば、乱数くんと幻太郎さんは元々この状況になるだろうって、察してたんだっけ。
甘宮あなた
うん、お察し通りだよ
飴村乱数
飴村乱数
あっちゃ〜、やっぱり?こらっ、帝統、女の人に強請ったらメッ、だよ?
有栖川帝統
有栖川帝統
 あ〜、理鶯さんの所にこんな時間行けねぇから……。
その……悪いな……
そんな乱数くんの様子に、ボソボソと小声で言い訳を呟く帝統くん。

それなりに反省はしているように見えるけどな。
甘宮あなた
んーん、私は大丈夫だよ!
飴村乱数
飴村乱数
あなたが勤めてる会社、給料日前でしょ?言ってくれればボクが奢ってたのに
私は違和感を感じてしまった。
どうして乱数くん、私の会社の事を知ってるんだろ?

ーNEXTー