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第5話

Track.4
1,477
2020/12/16 12:19
飴村乱数
飴村乱数
じゃーん!ボク達の事務所だよ!
つい、私はカジュアルで洒落ている室内にほぉ……と、感嘆してしまった。
甘宮あなた
いい趣味してるんだね……
飴村乱数
飴村乱数
そんな事ないと思うけどなぁ。
細かい事は置いといて、マイクだよ!
そんな軽々しく渡していいのかと思いつつも、私はマイクを手に取ってみた。

一見普通のマイクだが、確かに少し特殊な気がする。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
ここで流石にラップバトルするつもりは無いでしょう?と、言うか、そもそも無闇矢鱈に使用すべきではありませんよ
有栖川帝統
有栖川帝統
それは俺も同感。
つか、あなたは真面に使った事無いんだからまずは説明だろ
そんな2人に乱数くんは、軽く妖しく笑って、
飴村乱数
飴村乱数
だから、オネーさんに''イロイロ''教えるからここに連れ込んだんでしょ〜?♡
甘宮あなた
ま、マイクの事だよね?
言い方に難があると思ったのは私だけではなかったようで、帝統くんも、
有栖川帝統
有栖川帝統
言い方!
と、ツッコんだ。帝統くんナイスツッコミ。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
それはもう色々とあなたさんに指南して差し上げたいですね、ふふ♡
更に、悪ノリを始めた幻太郎さん。
有栖川帝統
有栖川帝統
取り敢えず語尾に♡付けるの止めろ!
あなたも困惑してんじゃねーか!
飴村乱数
飴村乱数
ええっ、そうかなぁ?
──完全に遊ばれている。
何故こんなにも話が逸れてしまうのだろうか……。
甘宮あなた
そ、それより使い方は?
このままではキリがないと察した私は、気を取り直し、再度確認する。
飴村乱数
飴村乱数
起動する前までは、普通のマイクと同じだよ
夢野幻太郎
夢野幻太郎
相応の精神力が必要なんですけれどね。
乱数に見込まれたのだから大方大丈夫だと思います
その言葉を聞いた瞬間、私は戸惑った。

精神力があるのかは別として、近場の人間に能力を認められた事が無かったからだ。
有栖川帝統
有栖川帝統
……?
どうしたんだ?
甘宮あなた
ううん、何でもないよ……!
挙動不審で過ごしていたらかなり怪しいので、ふう、と一息入れてこの衝動を抑えた。
甘宮あなた
……
それにしても『ヒプノシス催眠術』か……。

聞く話だと、このマイクを通したリリックは、人間の精神や、神経に作用するのだとか。

ヒプノシスマイクは人を操れるからこそ、世の中には違法マイクも蔓延っている訳である。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
まぁ、善は急げと言いますし、明日にでも試してみましょうか
いつの間にやら話が進んでいたようで、幻太郎さんが眉目秀麗と表すに相応しい顔をこちらに向け話し掛けて来た。
甘宮あなた
う、うん、そうだね
有栖川帝統
有栖川帝統
勿論、相手にはなるけど俺達は加減してやっから!
帝統くんも乱数くんや幻太郎さんに負けず劣らず整った顔をニカッと屈託のない笑みで歪まし、そう宣言する。

流されている気もするが、この際、夢にも見た光景をじっくり堪能してしまおう。

ーNEXTー