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第6話

Track.5
1,360
2020/12/23 09:55
飴村乱数
飴村乱数
あ、いきなり呼び止めたけど……。
キミ、何処か行く予定だった?
甘宮あなた
あ……でも、もう遅いし大丈夫だよ
そう、私はイケブクロの友達と遊ぶ予定だった。

一応メッセージは送っといたけれど、既読がついているかは不明だ。
有栖川帝統
有栖川帝統
俺達が足止めして悪かったな
甘宮あなた
ううん、全然平気だよ。
帝統くんこそ、賭場に行きたいんじゃ?
有栖川帝統
有栖川帝統
あ、ああ……
彼が言葉を濁し始めたという事は、何となく、だが理由を察せた。
夢野幻太郎
夢野幻太郎
乱数と小生に前回、『多額の』借金をしているのですよ、帝統は
飴村乱数
飴村乱数
ま、この位の額はいつもの事だけど。
ねっ、帝統!
追い打ちを掛けるように乱数くんが悪意なき眼差しで彼に話を振った。

これは憶測だが、帝統くんはお金を使い過ぎだと言う事で借金NGを2人から食らっているのだろう。
有栖川帝統
有栖川帝統
ほんっとすまん!!
夢野幻太郎
夢野幻太郎
どうせ又如何様でもされたのでしょう。
例えるなら細工が施された賽子とか
ああ、帝統くんはよく騙されるタイプなのか。

そう言えば先程も幻太郎さんの嘘に引っ掛かっていたような気がする。
飴村乱数
飴村乱数
賽子に重しとか入ってるパターンだね!
甘宮あなた
成程……
ギャンブラーは、そういうやり口の小悪党のような人物ばかりなのだろう。

しかし、それに較べ帝統くんはどうなのだろうか。
負けじと細工した賽子を使用するのか、はたまた……
甘宮あなた
帝統くんは如何様した事あるの?
有栖川帝統
有栖川帝統
はぁ!?何言ってんだ。
んなのある訳ないだろ!!
夢野幻太郎
夢野幻太郎
そこだけは律儀なのですねぇ
矢張り、帝統くんは真っ向勝負を好んでいるらしい。

狡賢い真似をしない正直者だからこそ、色んな人に認められているのだろうな、と思った。
甘宮あなた
さて……と、私はこの辺でお暇するよ。
まあ、そこまで遠くは無いんだけど
時計を見るとPM.19:00を刺していた為、私はその場を立ち上がった。
飴村乱数
飴村乱数
あっ、ごめんね……。
女のコを長居させちゃって!
もう夜だもんねぇ
有栖川帝統
有栖川帝統
俺で良けりゃ送ってくぜ
夜道を女性1人じゃ歩かせれないと、心配してくれる皆に嬉しさの感情を抱いていると、幻太郎さんは、
夢野幻太郎
夢野幻太郎
帝統……。
もしや貴方……
そう言って眉間に皺を寄せ、疑うような視線を帝統くんに突き付けた。
有栖川帝統
有栖川帝統
なっ、何の事か分かんねーなー
飴村乱数
飴村乱数
え、えっと……。
さ、流石にそれは……ねぇ、帝統
乱数くんまでも、これまで見た事の無いような、若干引いたような……辛辣に言うならば軽蔑したような目付きだった。
有栖川帝統
有栖川帝統
何もしねーから!!
許してくれ!!
甘宮あなた
??
私は訳が分からずに3人の話を聴いていたが、後々予想すらしなかった出来事が起こるなんて、今の自分には考えてもいなかった……。

ーNEXTー