重岡side
作者
しげが流星に電話する前辺りです!
俺は、あれからしばらく経って、家に帰ろうと廊下に出た。
俺は、さっきと全然表情が違うスタッフのことを見て、恐ろしくなった。
さっきは、いつものような笑顔、今は、誰かを恨んでるかのようなすごく鋭い目つき。
話し方もずいぶん変わり、さっきとは大違いだ。
このスタッフの仕業だということを知らずに、流星を責めて責めて責め続けていた俺は、どこの誰よりも最低だ。
いつの間にかもう1人のスタッフもいた。
協力?
てか、なんで俺がお前らなんかに協力しなきゃなんねぇんだよ。
俺は、何も言い返せなかった。
自分がどうなったっていいから、仲間を助けるのが大事なのに、俺はその脅しに負けてしまったんだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。