今日はあなたが上乗ってや 、なんて言われて
言われるがままこの体勢 。
私がこれしたことないの 分かってるくせに 。
「 なぁに難しい顔してんねん(笑)」
動かれへんの? って余裕ぶっこいて笑うあっくん 。
「 動けるもんっ 」
「 なら動いてみ? 」
ほら早よ 、って下から突き上げられると
力が抜けて動けなくなる 。
主導権はいつも彼にある 。
いつもとは違う景色が 、感覚が 快感を倍増させているような気がする 。
「 あっくん … っぁ 、んっ 」
「 もっと声聞かして? 」
これ気持ちええやろ? って声さえも
今の私を刺激するには充分で 。
「 むり 、あっくん いっちゃ … あっ 、」
「 ん 、いっぱいイき 」
言われるがままに 彼の上で何度も果てて
あまりの気持ちよさに耐えられなくなりそうで 、慌てて彼の動きを止めた 。
「 ねえ … も 、無理 … 」
「 じゃ今度は俺の相手いっぱいしてや 」
あっという間に形勢逆転 。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!