第9話

1,444
2019/06/02 14:09
じみん
じみん
そういえばさ、僕たちっていつ殺されるの?
てつお
てつお
え。
じみん
じみん
だって、この刑務所にいるってことはだよ?
いつかは死刑執行されるじゃん。
ぐく
ぐく
てゆか、俺らって死刑なんですか?
なむ
なむ
まあ、普通に考えればね。
ほび
ほび
まだまだ遠い未来だといいな。
ゆんぎ
ゆんぎ
俺らここに来てまだ2ヶ月だろ。
そっちん
そっちん
分からないよ?いつ死ぬか。
ヘジュン
ヘジュン
裁判、したの?
てつお
てつお
してないよ。
いろいろやりすぎちゃって、逆にね。
ほび
ほび
ヘジュナは?
ヘジュン
ヘジュン
私もしてない。
とりあえずここに来た。
なむ
なむ
いつかは裁判もやるよ。
ヘジュン
ヘジュン
やだな。
ゆんぎ
ゆんぎ
嫌なんだ。
ヘジュン
ヘジュン
私のことを知らないくせに、責められるのは嫌。
裁判なんてある意味イジメだよ。
ぐく
ぐく
でも、そんくらいの罪を犯したんだよ?
ヘジュン
ヘジュン
そっか。
みんな黙ってしまった。

やっぱり、罪を犯した罪悪感は持ってるんだ。
ヘジュン
ヘジュン
じゃあ、さ。
じみん
じみん
うん?
ヘジュン
ヘジュン
約束しよう?
私かバンタンのどちらかが死刑になったとき、
残ったほうはその人を絶対に助けるって。
そっちん
そっちん
うん、いんじゃない?
てつお
てつお
絶対、ヘジュナのこと助ける。
ヘジュン
ヘジュン
なんかそう言われると、私死刑になるみたいじゃん。
ゆんぎ
ゆんぎ
じゃあ、ヘジュナも助けてね。
ヘジュン
ヘジュン
あたまえ。

















たのし

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