まァ......うん。
探偵社って矢っ張り凄いんだな。
黒蜥蜴がこうもあっさり遣られるとはね?
思わないでしょ。普通
溜め息を着いた国木田さんはすぅっと息を吸い込み...
叫んだ
賢治くんは武装していた黒服達を指さし乍そう云う
国木田さんは溜め息を着き乍、
「窓から捨てとけ」
と、云った
「いーち、にーい、さーん、しーい」
...と黒服達を容赦無く窓から投げ捨ててゆく
「ポートマフィアに何時バレるか
バレたら如何なるか」
...そんな事を考えているのが馬鹿馬鹿しく思えた
探偵社の皆なら、きっと...
今迄張り詰めていた思いが溢れ、
思わず笑いつつ涙ぐんでしまう。
ナオミちゃんと与謝野女医がキッと睨み、
其れにビクリと躰を震わせる国木田さん...
その様子を見てふっと笑いを漏らすと、
「笑うくらいなら片付けを手伝え!」
と、云う国木田さん。
周りを見ると他の人達は黙々と片付けを初めていた
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皆が働いている中、
乱歩さんは1人机に腰をかけてラムネビンを振り、
カラカラと中のビー玉を転がして遊んでいる。
春野さんからビー玉を受け取る乱歩さん...
随分と機嫌が良いみたいだけど..
以前の箕浦刑事の部下が殺人された事件以降、
箕浦刑事は探偵社によく仕事を持ってくるようになった。何時も面倒くさいと云う乱歩さんの心做しか嬉しそうに見えるのは気の所為ではないだろう。
乱歩さんは机からひょいと立ち上がると、
私の横を通り過ぎ......なかった。
乱歩さんは私の手首を掴んでいる。
乱歩さんは私の手を引いて、駅方面へと歩き出した...
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!