首領執務室にて、鴎外からの説明を受けている一方、
太宰と中也達はと云うと...____
...“武装探偵社”に居た。
___....事の発端はほんの十数分前。
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華楓が人質に取られている様な此の状態に、
「森さんが華楓を傷付ける事は先ず無い。今の私達には冷静さと作戦が足りない。一度此処を離れよう」....と云う太宰の言葉の元、ポートマフィア拠点を飛び出した
そして.....、
__ヨコハマのとある倉庫街__
太宰の目線の先を、中也が辿る
其処には.....
「待ち伏せて居た」と云う太宰の言葉に驚きと不安を隠せない敦であったが、「華楓の事」となると敦も引く事は出来ない。
そして、現在に至る...。
谷崎の囁き声を聞き取った太宰はニンマリと笑う
ナオミの手を取って微笑んだ事に谷崎が顔を顰めたのを視線の端で見た太宰は、クツクツと笑った
そして、目を細め太宰は告げる
その場の空気がピリッと、鋭くなった。
目を合わせ驚く者
目を伏せ考える者
様々な反応を取った彼等だが、発した言葉は唯一つ...
『勿論だ。』
太宰が口角を上げ、微笑んだ。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!