第28話

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2020/03/25 07:20
雫の放った一撃が芥川の喉元を掻き切るよりも...、
華楓が芥川を庇うよりも先に。




鈴が鳴ったかのように錯覚する程の
澄んだソプラノトーンの声がその場に鳴り響いた
???
お辞め下さい。雫様
其の空間に突如現れた少女______

その少女_____ツバキを見た雫は目を見開いた
雫
....!......何をしに来たの。
ツバキ
ツバキ
.....彼奴に動きがありました。
決行は五日後の未明頃だと思われます
雫
は?...........チッそういう事か
舌打ちをした雫は芥川に向けていた剣先を下ろす

苦虫を噛み潰した様な表情で華楓を見詰める
その視線を向けられた華楓は...と、云うと





雫と同様に目を見開き...その細い躰は"震えていた"。
太宰 華楓
太宰 華楓
彼奴?

.....真逆、、
雫
.........此の儘じゃ、華楓と私は死ぬ。
この意味、判るでしょ?
太宰 華楓
太宰 華楓
....っ!!
雫
今はアンタを殺さない。
でも、アンタに邪魔はさせない。

そう云った雫は華楓の傍を横切り、窓から飛び降りツバキと共にその場から去って行った。
芥川龍之介
芥川龍之介
...........去ったか。
芥川が羅生門をしまい、
銀が短刀を鞘に収め、
立原が銃をホルダーに差し、

緊迫した雰囲気が解かれた其の瞬間...___




















華楓が崩れる様に倒れた






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作者
作者
めっちゃ短いけどキリがいいから此処で切るで.......。こっちの投稿速度上げていかないと...!

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