※また司病み気味(完全に病みかも)
※自殺未遂描写あり
※前編後編に分けました(すみませんm(_ _)m)
デイリーランキング上がってました!ありがとうございますm(_ _)m
最近ため息をつくことが多くなってきた気がする。
前まではそんなに無かったのに…
「いっそ消えたい…」
そんな”想い”が、オレの脳内を埋めつくしていた。
幸い、フェニックスワンダーランドでの決して安くないバイト代のおかげで
お金はある。現実的に言っても遠出は可能だ。
そして、どうせ咲希や類達が探しに来ることは
明確だったので、オレはとある作戦を思いついた。
(1週間後)(類視点)
司くんがいない。
これに気づいたのは5日程前。
僕と同じでショーバカ、と呼ばれる彼がフェニランにすら来ない
ということは何かよっぽどの事があったのではないか?
そして、その当たりたくない予想が当たってしまったんだ。
プルルルルルルル…(着信音)
まさか予想が当たってしまうとはね…
ツー…ツー…(電話が切れた音)
この後司くんを知っている知り合いに電話をかけまくったが、
誰も「知らない」とのことだった。
ここで僕は、1つの仮説を立てた。
「もしかして司くんは、消えようとしているのではないか?」
理由はいくつか挙げられる。
①最近ショーの練習中や公演中も楽しそうな顔を1度も見せなかった。
②何か独り言でブツブツ言っていることが増えた。
③最近本人から「もしもオレが消えたらどうする?」と聞かれた。
まだ①や②だけだったら確信には至らないが、
③を聞いてきた時点でほぼ確定だろう。
こうして、僕らによる司くんの捜索が始まったのだった…
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!