放課後、
ててに話しかけようとすると
てては私を見向きもしないで、
どこかへ行ってしまった。
気になる気持ちを抑えられずに、ついて行く。
…と、てては屋上に入った。
そう言うてての前には、知らない女の子がいる。
よじゃ. 「 ぜんぜん大丈夫! 」
よじゃ. 「 ……あのね、テヒョン君 」
よじゃ. 「 ずっと前から、テヒョン君のことが好きです 」
よじゃ. 「 付き合って…ください、 」
聞こえてきた言葉に、頭がフリーズする。
まだ頭が正常な状態に戻る前に、てての声が聞こえてきた。
てての表情は見えないけど
多分、スッキリしてるんだろうな
私なんかと、めんどくさい関係を終えられて
……嬉しい、よね ______
私は、要らなかったんだね
最初から、私がててに片想いしてただけだったんだね
喉のあたりが、締め付けられて、苦しくて
私はその場を去った。
靴箱のところで、ジョングクくんに出会う。
ジョングクくんの言葉が、
いちいち胸に響くのはなんで ______
突然そう言ったジョングクくんの目線の先には、
ててと知らない女の子がいた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!