❮あなたside❯
ー慧先輩の家ー
慧先輩の家はそこそこ大きな一軒家だった。
家のなかは片付けられていてとてもきれいだった
なんか落ち着かなくてソワソワする
男子の家なんて、裕翔の家以外行ったことないし……
そこから3本程映画を慧先輩の家のテレビで見た
どれもそこそこ面白かった
特に「鋼の錬金術師」は原作も知ってて面白かったな、
Hey!Say!JUMPの山田くんかっこよかったし
慧先輩はずっとテレビの画面を眺めている
すると急に慧先輩はこちらを向いた
と思ったら、
と言って私のことを今まで並んで座っていたソファに
押し倒してきた
慧先輩は優しく微笑みながら
と言ってきた
でも私は怖くて思わず
と震えた声で答えることしかできなかった
私は黙ってうなずいた
先輩はそう言って私から離れていった
私はそう言って「お邪魔しました」と慧先輩の家を後にした
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。