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第4話

2話
あなた
パパ?入るよ
なんの用?
ドアを開け,すぐに言い放つ
パパ
おぉ 速かったな
とりあえず座りなさい
パパが笑顔で私を迎える
ソファーにはもうママが座っていた
珍しい
ママは時間にルーズなのに

パパがはやくから呼んでたのかな
とぼんやりと考えながら席に着いた
あなた
それで?なんの用事?
ママもいるってことは結構重要なことでしょ?
ママ
あのねあなたいいニュースよ!
貴女は結婚することになったの!
結婚! 分かるわよね?
花嫁衣装が楽しみだわ〜
あなた
……は?
突然言われた言葉
意味を呑み込めず
頭が混乱する
あなた
えぇ?ちょ…はぁ?
何言ってんの?なんの冗談?笑えないんだけど
冗談じゃないことは分かっていた
でも 信じたくなかった
ママの言った事が嘘であることを願った
パパ
いや 冗談ではない
お前は嫁ぐんだ 向こうの家のご子息があなたの事を気に入ったらしくてな
冗談であって欲しかった
頭が殴られたような衝撃
頭がゆらゆらゆらゆら
声が遠ざかっていく
ママの声も
パパの声も
どんどん遠くへ
遠くへ
遠くへ
遠くへ


気付いたら部屋に戻っていた
頬は濡れ,息は乱れて
首元に手を回すと指先が濡れた
せっかく治りかけていたのに…
まただ
また、体中キズだらけ
頭がガンガンする
私は布切れをぶら下げているだけの格好で体も血塗れ
こんな私と結婚したいなんて
狂ってる
侍女は怯えて外に出ていってしまった

もう…なんでもいいや…
そう思い,首筋にナイフを突き立てようとした
ふとパパ達と話した事を思い出す
勝手に決めた事だから私の願いを3つ叶えるって言ってたっけ
最後の自由だ

NRCに行きたい
私が愛した人達にひとめ会いたい
そう思い、私はナイフを机に置いた