あなたside
あなたが去ったら
なんか見られてた気がする…
変だった?
変じゃないよね!?
どこからどう見ても
昨日までの「あなた」の欠片もないはず!
!智兄!
あんなふうにライトを浴びるところを見ると…
もう私の智兄じゃないみたい
今…今
私のこと見て笑った?
私だって気づいたの?
嬉しい…!やっぱり智兄だ!!
~そのまま立って見ていたら~
もう帰ろう!
やっぱり場違いなんだ!
あなた ダッシュ🏃💨
智兄 最後まで
見られなくてゴメン
~家に着き~
~ソファに横になる~
あんな場所でこんな格好して
でも 明日になれば
いつもの私に…
~家に入り~
~ソファを見る~
智兄!?
なんで…
舌がっ
(チュク チュ クチ チュッ)
お酒くさい!
ばれてる!!
兄妹でっ
私だってわかってる!?
智兄
誰にも──
触られたことないのに──
~~~~~こんな智兄知らないっ
_再びキスをされる_
嫌とか…
言わせる気ないじゃない!!
こんなの
ダメなのに
抵抗できない…
もうどうなってもいい──
まさか
寝てるし!
私の覚悟は!?
~お風呂に行く~
なんなの
なんだったの!?
智兄 どうしちゃったの?
~お風呂から出て~
こんなこと
されたら
気持ち
隠せなく
なっちゃうよ…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!