第4話

〜3話〜 文化祭編
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2019/12/28 14:55
春が終わって梅雨前の6月に高校の文化祭がある。
そこでなにしようかとクラスみんなで考えてたら、クラスメイトの男子が「やっぱり、定番のメイド喫茶にしようぜ!」と提案。
男子は賛成が多いが、女子は反対が多い。そこで、先生が打開策として、女子はメイド、男子は執事でやればいいんじゃないかと提案したら、賛成多数で、「メイド&執事喫茶」に決定した。
男子学級委員
男子学級委員
えっと、うちのクラスは「メイド&執事喫茶」に決まりました。
そこで、当日までの準備と当日の役割を決めたいと思います。
当日までの準備は、メニューの決定、飾りつけの準備、衣装の作成等。
当日は、接客、調理に分かれます。
じゃ、自分が希望する役割にネームプレートを貼ってください。
めんどくさいんで、以下略
役割を決めたのが今日最後の授業だったからか、さっきから星羅は文化祭の話をしている。
星羅
星羅
翼〜、なんの役割になった?
翼
俺は、背が高い方だからっていう理由で飾りつけ。
それと接客。
星羅
星羅
やっぱり、飾りつけになったんだ!
私ね、衣装と接客!
当日は一緒に頑張ろうね!
翼
ああ。
準備期間が結構長いけど、衣装って時間かかるか?
星羅
星羅
うん、ほぼみんなの分作んなきゃいけないから結構かかるよ。
翼
わかった。じゃ、準備終わるまで待ってる。
星羅
星羅
えっ!そんなの悪いよ!
私1人で帰るから、先に帰ってて!
翼
だーめ。星羅に何かあったら、俺が嫌。
だから、一緒に帰る。決定な?
星羅
星羅
うわっ!ずるい!まあ、いいけど...
半ば強引だけど、仕方ない。
だって、今俺と付き合っているのをほぼ全校生徒知っているはずなのに、告白が絶えない。
それなのに、自分が可愛いって自覚してない。
もし、誰かに襲われたら....と考えるだけで、悪寒が走る。
そんな会話をしたのが、5月の始め。それからあっという間に過ぎいよいよ明日は文化祭当日だ。

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