第33話

#33
298
2021/01/01 03:20
奴
トートの庵
トート:
さて 淳太 今のままでは、逆にみんなの足でまといになりかねないのはわかっているわよね
(б∀б)淳太
わかっている
全てが中途半端なものだから
トート:
これからの戦いは、あなたがみんなを守らないと勝てない
(б∀б)淳太
そんなのわかっている
トート:
これから最後の訓練をするわよ
(б∀б)淳太
望むところや
トート:
今から私があなたを攻撃するから、それを防御するのよ
怪我も自分で何とかするの
(б∀б)淳太
自分を守りながら、回復もするんか
同時に使うってことか
トート:
そう 回復を使っている時が、一番無防備になるから その時に攻撃を受けると、回復者 回復されてる者、どちらもやられることがあるからね
(б∀б)淳太
わかった
今はみんなを守れるのは俺しかいないからな
トート:
最後の訓練 手加減はしないと思って
(б∀б)淳太
わかってる
俺も今の自分の全てで、やってみせる
トート:
じゃあ
行くわよ
奴
そう言うと、トートは風を呼び起こし、淳太を攻撃し始める
(б∀б)淳太
クッ 思っていた以上に強い
トート:
まだまだよ
(б∀б)淳太
うわっ
ドン ゴロゴロ
トート:
あなたの防御は1分しか持たないから、守ることばかりに注意を持っていくと、途切れた時が危ないのよ
連続で出すことも考えないと
(б∀б)淳太
そうやった トート もう1回頼む
トート:
行くわよ
連続で防御する
今のできた傷も回復しながらね
(б∀б)淳太
やってやる
こい
ドン ゴロゴロ
トート:
大丈夫?
(б∀б)淳太
トート 俺に気を使わんでも、攻撃続けてくれ
トート:
わかったわ
今度は何があっても、攻撃を止めないからね
(б∀б)淳太
あぁ ほんまの戦いでは、俺が倒れたからって、相手は手を止めたりせえへんからな
俺が 俺がみんなを守るんためや
やってくれ
奴
淳太は何度も飛ばされながらも訓練を続けていく
トート:
これ以上は あなた自身がもたない
よく ここまで たえ
(б∀б)淳太
クッ まだや 
トート:
えっ
(б∀б)淳太
まだ 俺はいける
続けてくれ
トート:
これ以上続けるとあなた自身が
(б∀б)淳太
これくらいしか出来へんのんやったら、まだ みんなを守られへん
まだい…………け………る
バタン
トート:
…………淳太!!!
奴
淳太は意識を失った

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