第17話

#17
396
2019/05/06 02:12
奴
しぶしぶ着替えてくる二人
(^ヮ^=)重
ギムリ 思ったよりこれ着てても暑くないやん
(´◇`)照史
それに軽いし 
ギムリ:
当り前じゃろ
重いと動き回れないし、暑かったらすぐに体力が奪われる
見た目よりは行動できるように作られている
(^ヮ^=)重
しかし 照史 よう似合っとるな
(´◇`)照史
重はドワーフというよりは、バイキングっぽいな
(^ヮ^=)重
全体的に照史に比べると小さいからな
(´◇`)照史
それって、軽ーく俺の太ってるって言ってるんか?
(^ヮ^=)重
この服めっちゃに合うもんな
(´◇`)照史
これは太っているんじゃなくって、これまでの仕事でついた筋肉です
決して太っているわけではないです
(^ヮ^=)重
はいはい そういうことにしときましょ
ギムリ:
さて、準備はできたな
地下層に行くとしようか
(´◇`)照史
行くか
(^ヮ^=)重
やるしかないっしょ
(´◇`)照史
俺らの力みせたろか
奴
地下におりていく照史と重とドワーフ
ギムリ:
さてここからは二人が先頭に立って進んでいってもらう
(´◇`)照史
え~ 俺ら二人が先頭なん
(^ヮ^=)重
俺ら 最後についていくっていうのは
ギムリ:
それでは試練にはならんじゃろ
(´◇`)照史
そうでうね
(^ヮ^=)重
やっぱりだめか
(´◇`)照史
ここは腹くくるしかない
行くで 重
(^ヮ^=)重
おっしゃ 照史
奴
坑道を進む照史と重 そのあとをドワーフがついていく
ドン ドン ドン ドドドドドド
(^ヮ^=)重
うわっ すごい地響きや
(´◇`)照史
奥でなんか光ったで
ギムリ:
まずはファングが出てきたようだな
こいつはまっすぐに進んでくるから気をつけろ
(´◇`)照史
イノシシは猪突猛進ちょとつもうしんっていうもんな
まずは進んでくるのをよけてから攻撃やな
(^ヮ^=)重
よっしゃ 行くで
ドドドドドド
(´◇`)照史
今や 重
(^ヮ^=)重
せーの
(´◇`)照史
おりゃ~~~~
(^ヮ^=)重
おりゃ~~~~~
どかっ 
(´◇`)照史
やったか?
(^ヮ^=)重
動き止まった
フ~~~ ドシッ ドシッ
(´◇`)照史
えっ 効いてないんか
(^ヮ^=)重
照史 これは連続攻撃しかないようや
(´◇`)照史
ぶつからんように逃げながらひたすら斧で殴るしかないな
(^ヮ^=)重
うりゃ~~
(´◇`)照史
どりゃ~~~~
バシッ
(´◇`)照史
うわ~~~~  ドン
(^ヮ^=)重
照史~~~~~
奴
照史が投げ飛ばされ、つちけむりが上がる
(´◇`)照史
だ 大丈夫や
(^ヮ^=)重
くそ~~~ 仲間に何すんねん
バシッ バシッ 
(´◇`)照史
いた~ よくもやってくれたな
これでもくらえ
バシッバシッ
(^ヮ^=)重
効いとるようには思えんけど
(´◇`)照史
でも 動きは遅くなってきてる
もう少しかもしれん
頑張るんや
(^ヮ^=)重
おう
バシッ バシッ
ギムリ:
ファングの弱点は眉間みけん
動きが止まったときに狙え
(´◇`)照史
わかった ギムリ
(^ヮ^=)重
まずは動きを止めるために足を狙っていくか
(´◇`)照史
よっしゃ
(^ヮ^=)重
照史 動きが遅くなってきた
あと少しや
(´◇`)照史
おりゃ~~~
これでどうや
ドカッ
(´◇`)照史
やった 動きが止まった
重 眉間狙うぞ
いくで
(^ヮ^=)重
おっしゃ~~~
せ~の~
(´◇`)照史
おりゃ~
(^ヮ^=)重
どりゃ~
バシッ
ドサッ 
(´◇`)照史
倒れた 
(^ヮ^=)重
倒したんか?
(´◇`)照史
どうやろ うわっ
(^ヮ^=)重
起き上がった まだやったんか?
フラフラ ドサッ
ギムリ:
ふたりともよくやった
ファングをよく倒した
(´◇`)照史
やった~~~
(^ヮ^=)重
これで試練乗り越えたんやな
ギムリ:
まだだ
(^ヮ^=)重
えっ 倒したやん
(´◇`)照史
そうや 俺らで倒したやん
ギムリ:
ファングを倒すのが目的はないだろう
鉱石を持ち帰るのが目的だ
鉱石はまだもう少し先でしか手に入らない
(^ヮ^=)重
え~~~ まだあるの
(´◇`)照史
終わったおもたのに
奴
再び 先へ進む一行 
ズリズリ ズリズリ
(´◇`)照史
またなんか音してるし
(^ヮ^=)重
今度はさっきのと違う音や
(´◇`)照史
って すごい大きなイモムシ 気持ち悪い
(^ヮ^=)重
さっきよりは動き遅いから楽勝違うか
シュ~~~~~~
(^ヮ^=)重
うわ~~~~~~
(´◇`)照史
重~~ 
イモムシって糸はくんやったっけ?
(^ヮ^=)重
うわ~
締め付けられる
ギムリ:
危ない シュパッ
キャタピラーの糸は、時間がたてばたつほど締め付けられて
体中の骨が砕けるほどきつく締め付けられる
(^ヮ^=)重
は~~~ たすかった
って それはよ言ってや
(´◇`)照史
こいつの弱点はどこなん
ギムリ:
唯一の弱点は・・・・
胴体を切り裂くしかない
(´◇`)照史
え~~~~
イモムシの胴体切り裂くって
むっちゃ大きい胴体やで 
(^ヮ^=)重
なんか 中身出てきたらエグいで
(´◇`)照史
やるしかないんやろ
(^ヮ^=)重
仕方がないってことか
(´◇`)照史
おりゃ~~~
ブシュ~~~~
(´◇`)照史
うわ~~ 緑の液体が出てきた
(^ヮ^=)重
うわ~ 照史 緑で染まってるやん
ギムリ:
キャラピラーの体液じゃ
(´◇`)照史
体液って・・・・
(^ヮ^=)重
俺 そんなんに染まりたくないって
(´◇`)照史
やるしかないって言ったんお前やろ
一緒にやれや
(^ヮ^=)重
仕方ない おりゃ~~~~
ブシュ~~~
(^ヮ^=)重
うわ~~~
すごいにおいする
(´◇`)照史
はよ片づけてしまおう
(^ヮ^=)重
よっしゃ
バシッ バシッ
(´◇`)照史
あと少しや 頑張れ
(^ヮ^=)重
これが最後や
おりゃ~~~~
バサッ 
(´◇`)照史
終わった
(^ヮ^=)重
うわ~
体中 すごいにおいする
ギムリ:
休んで居る暇はないぞ
この先が鉱石を取る場所だ
早く持って帰らないと、次から次へと出てくるぞ
(´◇`)照史
え~~
これ以上 戦うのはいやや
(^ヮ^=)重
緑の体液もかぶりたくない
早く鉱石持って帰ろうや
奴
少し先に進むと鉱石の採掘場さいくつじょうに到着する
ついてきていたドワーフが鉱石を荷車に詰め込み始める
ギムリ:
さて、帰りも先頭を行ってもらう
(´◇`)照史
え~~ 帰りも先頭いくん?
(^ヮ^=)重
ギムリは?
また後ろ方ついてくるだけ?
ギムリ:
行きと違って帰りは、鉱石を積んでいるから
後ろから来られた時にすぐには逃げられない
だから、俺は一番後ろから行く
奴
というわけで 照史と重が先頭 中ほどに鉱石を積んだ荷車のドワーフ、最後にギムリがつく格好で帰り道を進んでいく
(´◇`)照史
お願いやから もう出てこんといてほしい
(^ヮ^=)重
キャタピラーの体液が乾いてバリバリする
ズリズリ ズリズリ
(´◇`)照史
この音って、もしかして
(^ヮ^=)重
ぎゃ~~~
またキャタピラーやん
また 緑に染まるんか
(´◇`)照史
やるしかないやん いくで
(^ヮ^=)重
もう どうにでもなれや
おっしゃ ぶつ切りにしたるわ
奴
何とかキャタピラーをやっつけて、地上に戻ってきた一行
ギムリ:
ふたりともよくやった
これで王都に行っても活躍できるだろう
俺も教えた甲斐がある
(´◇`)照史
ギムリ~
そんなことよりさ
(^ヮ^=)重
はよ 風呂入って この体液流したい
ギムリ:
そうじゃった おい 風呂を沸かせ
ゆっくり入ってこい
(´◇`)照史
は~~~ 風呂入ったら このにおい落ちるんかな
(^ヮ^=)重
わからん 落ちるまで洗うしかないやろ
(´◇`)照史
そうやな

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