謎の声「お前の紋章を示せ」
謎の声「お前は…………ピンク」
謎の声「お前への試練は」
偽重「望 はよ運べ」
偽濱ちゃん「あいつらが来る前に壁作らなあかんやろ」
偽神ちゃん「はよしろ!のんちゃんの所だけ、ほとんど出来てないやん」
偽濱ちゃん「何言うとるねん。当たり前やろ」
偽重「あまえるなや」
偽濱ちゃん「あかん、自分で取ってこい」
偽神ちゃん「望、はよせなてきがもうすぐそこまできてるで」
偽重「敵が入ってきたら大変やぞ」
偽濱ちゃん「もっと早くつまな来てまうで」
偽濱ちゃん「俺が積むところ終わったから、休んどるけど」
偽重「なんで手伝わなあかんの?」
偽神ちゃん「人のところまで手伝うのってしんどいやん」
謎の声「人の手を借りないとできないのか、自分でやり通そうとしないのか?」
謎の声「自分が苦しい時に人を頼るのも仕方ないかもしれないが、戦いの中では、人を頼ることは、相手も自分も危険にさらすようなものだ」
偽神ちゃん「望、ひとりごといってるんやったら、石持ってきてかべつくれや」
偽重「お前のところ遅れとるぞ」
偽濱ちゃん「敵が来たらどうするねん」
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!