ー始まる前にー



ー朝ー
カーテンから差し込む光で目を覚ました。
まだ陽が完全に上がってないようで
ふと 私は携帯に目を移す。
時間は、、、まだ5時か。
確認を終えた私は眠さと
今日から学校に行かなくてはならない憂鬱を抱えつつ
ベッドに座る形で身体を起こした。
嫌なことが ないだろうか、
やって行けるのだろうか、
__迷惑をかけていないだろうか、
色々考えると,布団から出たくなくなってきてしまった私は
もう一度横になり 二度寝をしようとする。
でも やっぱり眠れなくて、眠りたくて
このまま寝てしまって
目を覚ますことが
出来なくなってしまえばいいのに__。
でも その方が迷惑か、、、w
はぁ。。。
誰にも聞こえないようで呟いた,
心の叫びは誰の耳に入ることも無く
まるで布団の中に
吸収されたかのように消えて行った__。
ー???sideー
いつもなら 早起きのあなたちゃんなら起きているはずだが
まだ下に降りてこない、
まだ寝てるのかな、、、?
それとも__。
ーあなたさんsideー
ふと 誰かが私を呼ぶ声が聞こえた、、、気がした。
気の所為かな、そう思おうとしたんだけど
どうやら違うみたいだ。
気付いたら私は二度寝をしてしまっていたらしく
なかなか起きてこないから
誰かに呼ばれているのだろう、、、
誰かに起こして貰える幸せを噛み締める。
が,それと同時に
早く起きないと迷惑をかけてしまう。
という二つの感情が争っている。
、、、どうやら私の中で決着が着いたようで
"申し訳ないから起きる"ということになった。
どうしてそんな事を聞かれるのだろう、
そんな不信感を抱きつつ
私は携帯の電源を入れる。
今度は不信感からではなく,驚きの声が漏れる、
そう時間を確認すると
只今のお時間、、、9時。
さっきから もう4時間も経ってる。
って!そんなことよりもちろん遅刻です( ´・ω・`)
やばい、、、
とここであなたちゃんいい子なので
気づいちゃいました(((え
画面の前の私(あなたさん)も分かったよね?ね?
そう!学校に遅刻なのです!
まぁ それは置いといて()
私が遅刻ということは
起こしてくれてるなーくんまで遅刻なのです!
(ここまで5秒)
話は遡ること数時間前、、、
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コメント方法
例:stprの○○くん!
グループとかでも大丈夫です!
stprさん以外の方もコメントしてくださって大丈夫ですが、、、
無理な方はごめんなさい。
そして返信はしません。
把握よろしくです。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。