皆様,お久しぶりです.
暑かった日々は一瞬で過ぎ去り日は短くなり
涼しくなってきて時々香る金木犀が秋だと告げる季節です.
きっとこのチャプターは見ることがない、
そう思った為今書いています.
今見れば相当酷い内容・文章ですね、
軽く引くれべるですよ、これは。
当時親友がプリ小説で投稿していて
面白そう、そんなところから始まりました.
主人公は辛くて助けて、そんな言葉すらも言えない状況で
でも誰かに助けて欲しい.
生きてていいんだって、
ここにいていいんだって、
誰かに存在意義を示して欲しい.
そんな子にしたかったんです.
誰にも届かないSOSでも,きっといつかは伝わって
受け取ってくれる人は居るんだって、
伝えたくて書き始めたこの小説.
俺自身,昔から完璧でないとだめ、、、
そう思い込みながら毎日毎日出来る限りやってきたんです.
でも思えば思うほど上手くいかなったりもして
誰かに認めてもらいたかった.
理由が欲しかった.
そんなことから踏み出したネットへの道.
最初は名前も何も知らないからこそ
誰かが凄い、だったりだとか
かわいい、だったりだとか何かしら褒めてくれるんです.
だってそれが第一印象になるのだから.
今思えばそんな単純な話でも当時の僕は嬉しかったんです.
でも ネットをしていく中で
自分より酷い環境の中で生きている人が居て
あぁ、自分はおかしくないんだな、とか
きっとこの人よりもいい生活なんだ、って思うことで
幸せだ、そう感じるようになりました.
きっと普通の人からすれば
そう思うこと自体がおかしいのかもしれません.
でも,不幸な人が居る、なら自分は幸せだ.
そう考えることでしか精神を保つことが出来なかったんです.
無意識に人と比べることが身についていて
あの人より、、、そんなことが考えられたからこそなんだと思います.
今思えば本当に酷い話なんですけど
今だって思うことはあります.
虐待、いじめ、だと思っていても
本人は躾、じゃれあい、だとかそんな物なんです.
手に入れたいものほど手に入らなくて
結局自分に残ったものなんてただのゴミ屑.
周りに与えられて個人が成形されていくならば
何も貰えなかった人はどうすることも出来ないんです.
自分で変えてくしかない.
考えれば考えるほど人は人が怖くなるんです.
きっとこの人は裏でこう考えてる、だとか.
たんなる想像なのかもしれません.
でも1度思ってしまった先入観に囚われ続け
何が本当かなんか分からなくなる.
俺が何より伝えたかったのは
誰にも届かない気持ちだって届くと願って
生きてかなきゃいけないってことなんです.
自分で言うと軽く感じられてしまうかもしれませんが
家庭環境がいいとは言えない場所で育ってきました.
だから俺にとっての日常として
また 殴られた、なんて言ったら友達に泣かれました.
そこで普通じゃないんだと知りました.
人に話してはいけないと知りました.
この子を泣かせてはいけないと決めました.
今は兄も大分大人に近づき前よりは安定した方だと思います.
1度死ぬかもしれないな、そう思ったことだってありました.
きっとこのまま殺されるんだって.
でも 今面白いことに生きてるんですよ、
だったら同じ思い,より大きい思い,小さい思い.
ちょっとした悩み.
なんだっていいんです.
何かを抱えている画面の向こうの貴方に.
生きててよかったんだ.
ここに居ていいんだ.
少しでもそう思って貰えるように.
この話を通じて届けることが出来れば.
ただ切に願っています.
この文を打っている今だって辛い人がいるかもしれない.
なら少しでも現実から離れられるような物語を.
きっと届くことなどないと思っていた思いだって
こうして文という形で読者の貴方に届いている.
ならいつだって.いつまでも伝え続けます.
だからどうか諦めないで欲しい.
何事も.
いつかは出来るから.
今日かもしれないし明日かもしれないし
もっとずっと先かもしれない.
でもいつかに託すことで少しでも心が軽くなるかもしれない.
なってくれればいいな、
そう思うことしか出来ないですが
少しでも力になれれば、支えになれれば、、、
物語より長くなってしまいそうなのでこの辺で、
貴方の幸せを願って.
Ally with you.
2020/10.13 21:05.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。