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第13話

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2021/06/29 05:54
伏黒くんと話さなきゃ。


何度も話しかけようとするのだが、

あの時から伏黒くんに避けられているようで、

なかなかチャンスがない。
九条あなた
はあ…
ため息をつきながら廊下を歩いていると、

教室から悟さんが出てきた。
五条悟
なになに、悩み事?グレートティーチャーの僕が聞いてあげてもいいけど
九条あなた
悟さん、、えっと、
五条悟
恵と喧嘩でもした?
九条あなた
いや、喧嘩っていうか…
興味津々の悟さんに負けて、私は事情を説明する。
九条あなた
…っていう感じです。
幼なじみとは知ってるはずだけど、嫌な思いさせちゃったし、このままは寂しいし、ちゃんと話したくて。
五条悟
あなたはさ、その幼なじみ君のことどう思ってるの?
九条あなた
小さい頃はすごく仲良かったのに長い間会えてなかったから、これからまた仲良くしたいなって。それだけです
五条悟
たぶん恵は不安なんだよ、あなたと仲良いハイスペック幼なじみが出てきて
九条あなた
…そうなんでしょうか
五条悟
あなたは恵のことちゃんと好きでしょ?
九条あなた
もちろん!
だからこういう事で不安にさせちゃうのは彼女として反省しなきゃなって。わたし伏黒くんが思ってるたぶん何倍も伏黒くんのこと好きだし、伏黒くんのことしか見てないし…なのに伝わってないのかなと思って勝手に寂しくて。
五条悟
伝わったんじゃない?
九条あなた
え、
五条悟
恵、出ておいで
九条あなた
え、?!
なんと教室には伏黒くんもいたらしい。
伏黒恵
その…ごめん、聞いてた
九条あなた
聞いてたって、、ちょっと待って恥ずかしい
五条悟
伝わったでしょ?
おそるおそる伏黒くんの顔を見ると、

頬を赤く染めている。
伏黒恵
…伝わったから、その、ありがとう
九条あなた
ふっ、伏黒くん真っ赤!
伏黒恵
あなたこそ、
2人で顔を見合わせて笑う。

良かった。

聞かれてたのは死ぬほど恥ずかしかったけど、

どんな形でも伝わってよかった。
伏黒恵
でも、
九条あなた
伏黒恵
俺の方が何倍も好き、、です
九条あなた
あ、ありがとう…///
五条悟
 いいね若いって。じゃあね〜〜
✿✿✿✿✿✿✿✿✿✿


無事仲直り!

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