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2021/06/23

第11話

10
トントン


伏黒くんの部屋をノックする。
伏黒恵
ん、入って
この前行ったときはそんなことなかったのに、

今日はすごく緊張する。
九条あなた
ごめんなさい!
伏黒くんはびっくりした顔をしている。


私はずっと引きずって過ごすよりも

とりあえず早く謝りたかった。
九条あなた
任務のとき普通にお互いの実力を共有しないなんて常識的に危ないことしてた。
しかも私伏黒くんにはなんでも話してとか言ってたくせに、ごめん。
伏黒恵
頭上げてよ、別に怒ってない
伏黒恵
あんまり普段そういう話しないし、俺たち別々に訓練すること多いし。仕方なかっただろ。
結果的に被害は出なかったんだし、いいよ。
九条あなた
…車のときずっと黙ってたから、怒らせちゃったかと思った。
伏黒恵
怒ることじゃないよ、でも
伏黒恵
あなたのこと知らないのって、彼氏としてはちょっと寂しいからさ、良かったら普段からもうちょっとあなたの話、聞かせてよ。
俺もなんでも付き合うから
怒ってないみたいで、よかった。
九条あなた
今の伏黒くん、かっこよかった
伏黒恵
ちょ、やめてよ
九条あなた
褒めるとすぐ照れるのはかわいい、
伏黒恵
やめろって!追い出すぞ
九条あなた
それはやめて!ごめんって!
2人で顔を見合わせて笑う。


部屋に入るときはあんなに緊張していたのに、

気が付いたら幸せな気分になっている。

伏黒くんといるといつもそう。笑顔になれる。




伏黒くんの彼女で良かった。




その言葉は、口に出したら軽くなってしまいそうだから、

今は胸の中にしまっておこう。