第12話

♯11
3,097
2021/06/13 05:25
──翌日──


『(昨日任務だったから、頭痛いし眠い……。)』


今は午前中の授業だが、特に変わったことは無い普通の高校の勉強をしている。

天鬼は昨日稽古がおわった後、任務が立て続けに入ってしまい、寝れなかった。


そのため、こうした授業の際に寝そうになっているのだ。


カクッ……カクッ


『(勉強は済んでるし大丈夫だけど、一応ちゃんと受けなければ……。)』

そう考えても、天鬼の瞼は閉じるばかり。

「(天鬼さん、寝そうになっとるなぁ…。)」

授業の合間に、麗日はそんなことを考えていた。

そして、天鬼は寝た()















昼を挟んで、これからはヒーロー基礎学と言うものをやるらしい。




「わーたーしーがー……」




「来っ」




「普通にドアから来た!!」


『(うるさ。普通にドアから来るなら静かに来い。)』


廊下から聞こえた声の主は、"オールマイト"。現代社会のヒーローという職業において、No.1を誇る人物だ。



「ヒーロー基礎学!ヒーローの素地を作る為、様々な訓練を行う科目だ!」


「早速だが、今日はコレ!!戦闘訓練!!」


オールマイトが、"BATTLE"と大きく書かれた紙を前に突き出して言った。


『(戦闘訓練……稽古みたいなものかな。)』


"戦闘訓練"

そのいかにもヒーロー科らしい響きに、クラスが盛り上がる。


「そしてそいつに従って……こちら!」


「入学前に送ってもらった個性届と要望に沿ってあつらえた、戦闘服コスチューム!!」


「コスチューム…!!」


『ふぁぁ……。』


盛り上がる皆を尻目に、天鬼は大きな欠伸をする。

昼を挟んだと言っても、起きたのはつい先程なのだ。


「着替えたら、順次グラウンド・βに集まるんだ!!」


そう言ってオールマイトは教室から出ていった。

それに次いで、クラスから続々と人が出ていく。

天鬼は持っていた刀を包んだ布からもう1つ、対ヴィラン用の木刀を持って、更衣室に向かった。


















「格好から入るってのも大切なことだぜ、少年少女!」


「自覚するのだ!今から自分はヒーローなんだと…!!」





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作者(不詳)
作者(不詳)
今回は少し短めです。1000文字いかなかった
作者(不詳)
作者(不詳)
あと、話中で"対ヴィラン用の木刀"って言ってますが、普通の木刀です
作者(不詳)
作者(不詳)
流石にヴィランを刀でバッサリやるのはダメなので、持っています
作者(不詳)
作者(不詳)
今回参考にさせて頂いている小説の文に似てしまった……ごめんなさい🙇
作者(不詳)
作者(不詳)
これからもよろしくお願いします✨
作者(不詳)
作者(不詳)
それではまたね((ヾ( ◍´꒳`◍  )

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