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第16話

裏切り


3階に行こうとすると、階段のところに小さな後ろ姿が見えた。

中峰光
中峰光
巫君?
巫結斗
中峰、大丈夫?
中峰光
中峰光
えっ、何が?笑
巫結斗
さっき、叩かれてたじゃん
中峰光
中峰光
あー、平気だよ!
私と想良友達だから
巫結斗
それならいいけど……
巫結斗
小池、先行ってて
小池想良
……え?
巫結斗
いいから
想良と一瞬目が合ったけど、すぐに逸らされる。


彼女は戸惑いながらも、階段を上がって行った。

巫結斗
中峰
中峰光
中峰光
ん?
巫結斗
4年の時、気づけなくてごめん


彼が、あまりにも真剣な顔で言うから、何て答えていいのか分からない。


中峰光
中峰光
……
巫結斗
何かあったら、相談しなよ
中峰光
中峰光
…うん
中峰光
中峰光
……でも、私は大丈夫!もう強いから!
巫結斗
…本当に…?笑
中峰光
中峰光
…じゃ、私行くね!
想良待たせてるし!
巫結斗
…うん

絶対ぎこちないけど彼に笑顔を残して、


私は階段を駆け上がる。


そうしたら、想良が女王様みたいに腕を組んで私を待っていた。


小池想良
何の話?
小池想良
4年の時って何?
中峰光
中峰光
……何でもない

私たちは顔を合わせずに歩きだす。

小池想良
友達になったつもりなんてないから


機嫌がころころ変わって、本当に女王様みたいだなぁ。


なんて、思っていると後ろから声を掛けられた。



真島幹太
よ、1組軍!


真島と阿久津君と相良君。

中峰光
中峰光
ちがう、6の2軍だよ
小池想良
3人とも、野崎君見た?


―――女王怖っ。


口調が戻ったよ。しかも、君付けになったし…

相良一貴
あぁ、さっき上で見たよ。5年の教室
小池想良
ありがとう!
相良一貴
小池、野崎に何か用?
小池想良
いや…説得しようと思って
相良一貴
ふーん、頑張って

想良は、3人に背中を向けた。

中峰光
中峰光
「GAME SET」押してよね
阿久津優真
もう投票済みだよ!
中峰光
中峰光
さすが!


少し遠くなった想良を追いかける。



正直、自信がある。



説得すれば、皆分かってくれる気がした。






私たちは階段をさらに上がり、


5年1組の教室をのぞく。




中峰光
中峰光
……いた


野崎は、窓側の隅に体を丸めて座っていた。

小池想良
野崎君
野崎悠生
……小池?どうした?
小池想良
ちょっと、聞いてほしいものがあるんだけど……


えっ、いきなり?



私まで、怖い。


これを聞かせたら彼は、一生人間を信じることが出来なくなってしまうのではないか―――



けれど想良は、制服のポケットからスマホを取り出す。




スマホ
あいつ、いつもくっついてきてウザいんだよ!
よく周りから仲良しとか言われるけど、ふざけんじゃねぇ。
俺は、あんな奴大っ嫌いだ‼
二度と話しかけてくんな!クソが!


野崎の顔色が悪くなっていくのが見てわかる。


後半になれば彼は、目を見開いてスマホと想良と私を見比べる。


野崎悠生
……これ、戸田だよな
小池想良
うん。戸田は光に賭けてた。
さっき、通話したら野崎君のこと言いたい放題だったよ……
野崎悠生
……違う、戸田は…聡介はこんなこと言わない!
小池想良
信じないならいいよ。
けど、1組に戻ってもこれを聞いた以上、彼とは今まで通りできないよ?

この音源が本当だったらこう言うだろうな、と思い浮かべて


私も声を掛けた。

中峰光
中峰光
だから…あんなクラスに戻るより、6の2にいた方が絶対いい
中峰光
中峰光
6の2に……嫌なことなんかなかったでしょ?
野崎悠生
……それは、そうだけど
中峰光
中峰光
なら「GAME SET」を押して!
中峰光
中峰光
あんたは、裏切られたんだよ‼







―――酷いことを言ってしまった。




自分が言われたら、すごく傷つく言葉。




やっぱり、彼もいじめだったのかな?





一度でもいじめを受けると、この人にも裏切られるんじゃないかって思うもんね。










でも、これで彼が6の2を選ぶならいいや。




彼にとって、憎いのは戸田なんだから―――










野崎は、目に涙をためていた。


野崎悠生
分かったよ、もうあいつなんて要らない


彼は、ベルドバッグからスマホを取り出して、


私たちの前で「GAME SET」を押してくれた。


―――1人クリア。




野崎悠生
ところで、小池。
お前、なんでスマホ持ってんの?
小池想良
……え、昨日塾行ってて、入れてきちゃったみたい…


きっと、嘘だ。


野崎悠生
塾行ってたんだ。頭いいのに
小池想良
最近通い始めたの
野崎悠生
そう、電話かけれないのか?
中峰光
中峰光
それだ、ラッキーじゃん!電話、電話!
小池想良
……私もさっき思ったんだけど、
小池想良
夕方も、急に気を失ったし、銃も本物だし……
こんなのルール違反で死ぬんじゃないかな?
中峰光
中峰光
ルールには書いてなかったし、監視カメラもなさそうだし平気だよ!
中峰光
中峰光
ほら、早く、早く!
小池想良
うーん…警察?
野崎悠生
当たり前だろ


想良は、しぶしぶダイヤル入力の画面を開く。






















その時……









































































―――きゃぁぁぁぁ!












近くで、誰かの悲鳴が聞こえた。

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芽実🌱休止中
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芽実🌱です! 小説書いてます(*^^)v 語彙力ないですが、読んでもらえると喜びます😊 名前だけでも覚えていってね✨ ー連載中ー 人狼ゲーム パラレル・ヴァンパイア ー完結ー 3等分 人狼ゲームアナザー ーその他ー 芽実🌱と申します コメント、お気に入り、💕待ってます!
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