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第14話

同盟
巫結斗
何してんの⁉



彼の声に反応するように、その手はピタッと止まった。



巫君が、ダッシュで私たちのもとに駆け寄る。


小池想良
……違う、光が…
巫結斗
中峰が何?

好感度の高い想良が言うことは何でも信じられそうだけど、


巫君は、彼女に疑いの目を向ける。


小池想良
……
巫結斗
仲間なのに何してんの⁉馬鹿でしょ
中峰光
中峰光
もういいよ
小池想良
光、ちょっといい?


想良は私の手を引いて、近くの空き教室へ入ろうとする。

中峰光
中峰光
……巫君、先行ってていいよ


彼は、何か言いたそうに私を見るけど、


私はその目をわざと逸らして教室へ入る。



積み上げられた段ボール。画用紙。


物置部屋だ。




想良は後ろ手に閉めたドアによりかかりながら、私を睨んだ。


小池想良
ねぇ、光。私が巫君好きなの分からない?
中峰光
中峰光
…え?そうだったの?
小池想良
光いつもウザいんだよね。
私たちのグループで、1人だけトップグループの人と仲良くして



想良をはじめて怖いと思った。


確かに、私たちは同じグループだ。


クラスの、派手過ぎず、地味過ぎない女子グループ。


その中でも彼女は、陰口を全然言わなかった。


可愛くて愛嬌が良くて、優等生で、当然男子からはモテるんだけど、


女子にも好かれるっていう一番あこがれるポジション。


そんな彼女も結局は裏があったなんて。


それどころか、対面で言われるとは……


私には、これを受け止めるくらいメンタルは強くない。

小池想良
あんた、巫君のことも好きなの?
中峰光
中峰光
普通に好きだけど…
小池想良
は?
中峰光
中峰光
あ、そういう好きじゃないよ…
小池想良
なら、尚更近づかないでくれない?


まるで、別人。


昼にはあんなに優しかったのに。


こんな時になって本性を出すとは……



このままだと、私が嫌味を言われるだけになってしまう。


中峰光
中峰光
ちょっと、私の話聞いて
小池想良
何?
中峰光
中峰光
想良は、
中峰光
中峰光
殺していいなら、迷いなく殺す人?
小池想良
どういうこと?
中峰光
中峰光
そのまんま。抵抗はないの?
小池想良
無意味な殺人にならなければ、抵抗なんかない
小池想良
守るためなら、戦える


素直に、感心した。


このクラスにこんなに勇者がいるとは、知らなかった。

中峰光
中峰光
そう。なら協力しようよ
小池想良
何に?
中峰光
中峰光
想良は嫌がるかもしれないけど、私たちは同類だよ。
違うクラスに、好きな人がいる
中峰光
中峰光
もう押したよね、「GAME SET」
小池想良
当たり前じゃん



私は、もう一度スマホを出した。


7/31だったのが11/31になっている。




中峰光
中峰光
これに反対してる人を説得しようよ。
他人の意見なんてどうでもいい。
そう思ってるんでしょ?
中峰光
中峰光
なら誰からにする?
和田は、好きな人が分かんないからパス―――
小池想良
―――光は、



……あんまり乗り気じゃないのかな?


中峰光
中峰光
何?
小池想良
どうしてそこまで6の2にこだわるの?
中峰光
中峰光
……だって、それは楽しかったからだよ!



もっとある。


藤堂君がいるから?


皆、面白くて優しいから?



いや、結局は







「居場所」だ。



けど、今は過去のことを話す気分にもなれず、黙り込んだ。


小池想良
光は友達よりも居場所が欲しいんでしょ?





何で知ってるの―――?



小池想良
ふふふ、「何で知ってるの」って顔
小池想良
そんなの見ていれば分かるよ
中峰光
中峰光
え?
小池想良
光は今のクラスでも友達多いのに、満足してないし。
そういう人って大体、クラスのまとまりとか、
自分が中心にいたいって意識するんだよね
小池想良
忘れられないんでしょ?
仲良しクラスの中心にいた頃が




―――そうだ。




そうなんだ。


臆病な私は、クラス替えと同時に変わったトップに話しかけることは出来ない。


声を掛けられたら、明るく返すだけ。


所詮、私なんてそのレベルなんだ。


向かえてくれる人がいなければ何の努力もしないで


「今の生活は嫌だ」と愚痴をこぼす。


いじめられていた私は友達なんかより、安全な立場を、


居場所を求め続けるんだ。







それなら、巫君たちに対する気持ちって何だろう。


本当に、人として好きなのかな?


それとも……






























ダメ。こんなこと本人に言ったら、私はひとりぼっちだ。





































それなら、こんな気持ちは隠して






このまま6の2に居続ける方がずっといい。




中峰光
中峰光
そうだよ。それが私の本心
小池想良
もしかして、自分の気持ちに今気付いた?
中峰光
中峰光
……そうだけど















別にいいじゃん。
























6の2を好きなことに変わりはないんだから。

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芽実🌱休止中
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芽実🌱です! 小説書いてます(*^^)v 語彙力ないですが、読んでもらえると喜びます😊 名前だけでも覚えていってね✨ ー連載中ー 人狼ゲーム パラレル・ヴァンパイア ー完結ー 3等分 人狼ゲームアナザー ーその他ー 芽実🌱と申します コメント、お気に入り、💕待ってます!
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