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第13話

決心

2人は困惑の表情を浮かべた。


巫結斗
……成瀬?
西馬勝
成瀬って、どっちかというとやられる側じゃね?
巫結斗
あー、裏は怖そうだけど
西馬勝
で、中峰。復讐でもすんの?
中峰光
中峰光
しない、しない!
莉子も合わせて6の2だし
西馬勝
また、純粋すぎるといじめられるぞ~


立ち上がると、スカートが赤く染まっていた。

中峰光
中峰光
……
西馬勝
これ俺の血か……
中峰光
中峰光
いいや、2人とも立って!
そろそろ、決めないと

現実から目を逸らしてはいけない。


どんなにいつも通りでも、私たちは巻き込まれている。



私は、ベルドバッグのファスナーを開けた。


隙間から見えた銃の下にある、スマホを取り出した。


私の考えは、絶対に変らない。




巫結斗
押すの?

巫君が、画面をのぞきながら聞いてくる。
中峰光
中峰光
もちろん
ホーム画面の右下に表示された「GAME SET」を押す。


すると、画面全体が黒くなって、白い文字で


「本当に選択しますか?」と出た。


その下には「4/31」という数字がある。
中峰光
中峰光
私たち以外に、4人押したのか……

来未とかかな、なんて思いながら、私は「yes」を選択した。

西馬勝
っしゃ!俺も押すか!
巫結斗
うん、俺も


2人とも、「yes」を押すと、数字は「7/31」に変わった。



―――こんなアプリないし、どんなところに金賭けてんの……


中峰光
中峰光
じゃあ、行こう!
巫結斗
え、どこに?
中峰光
中峰光
皆を説得しにだよ
西馬勝
俺はいいや!ここ拭いておくから
中峰光
中峰光
そっか。お気を付けて
西馬勝
おう


時計を見ると、7時30分をまわったところだった。

中峰光
中峰光
行こうか
巫結斗
行こう


私たちは、理科室を出た。


夜の学校は真っ暗だ。

中峰光
中峰光
……特別感あるよね。こういうの
巫結斗
急に現れて撃たれたら終わりだよね


さっきの血を思い出して、背筋が凍る。

中峰光
中峰光
ちょっ、そんなこと言わないでよ!
巫結斗
ごめん、ごめん
中峰光
中峰光
でも、卒業する前にやっておきたかったなぁ。
校内鬼ごっことか、肝試しとか?
巫結斗
子供の夢だからね
中峰光
中峰光
まだ子供だけどね笑

2人で歩きながら笑ったけど、それでも怖い。
中峰光
中峰光
電気のスイッチどこだっけ?
巫結斗
階段の方じゃなかった?
中峰光
中峰光
えー、真ん中の方まで来ちゃったじゃん
巫結斗
分かった、俺行ってくるから!ここで待ってなよ
中峰光
中峰光
……ありがとう

巫君は、走って闇の中へ消えていく。


そんな彼を見送りながら、私は近くの壁にもたれる。








―――キュ、キュ、キュ―――



―――え、何?


さっき来た方から、上履きの音が聞こえた。


誰?


まさか、殺されたりしないよね?






中峰光
中峰光
誰?
小池想良
光?
中峰光
中峰光
その声は……想良?
小池想良
……そうだよ
小池想良
巫君は?
中峰光
中峰光
今、電気つけに行ってくれてるんだけど……
中峰光
中峰光
何か用?伝えておくよ?


暗闇。はっきりと顔は見えない。


けど、彼女の甘い香りもあるし、私たちは結構近くにいる。




小池想良
……やっぱり、一緒にいたんだ…




彼女の温かい手が、私の肩に触れる。




と、言うより、押さえられた。


中峰光
中峰光
何?




直後、パシッという音と同時に、頬に刺激が走った。









1回だけじゃない。



何回も、何回も、次第に力は強くなった。









中峰光
中峰光
ちょ…っと!やめてよ!痛い……



その時、辺りが明るくなった。









目の前に、見たこともない顔をした想良がいる。





彼女は、手を止めない。






その顔を、一言で表すなら










「憎しみ」だった。

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芽実🌱休止中
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芽実🌱です! 小説書いてます(*^^)v 語彙力ないですが、読んでもらえると喜びます😊 名前だけでも覚えていってね✨ ー連載中ー 人狼ゲーム パラレル・ヴァンパイア ー完結ー 3等分 人狼ゲームアナザー ーその他ー 芽実🌱と申します コメント、お気に入り、💕待ってます!
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