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第18話

恨み
渡辺愛子
何?莉子
成瀬莉子
皆、私は……


莉子は、自分を囲むクラスメイトを見回した。





















成瀬莉子
このクラスが、大っ嫌いでーす‼








警察を挑発する、犯罪者みたいな顔。




こんな莉子、初めて見た。


相良一貴
は?急に何だよ
成瀬莉子
このクラスにいじめがあったの、知ってる人もいるでしょ?
中峰光
中峰光
……
成瀬莉子
いじめられてたのは、私でぇす!


莉子は、笑いながら話す。




何で笑えるのか分からない。


成瀬莉子
じゃあ~、いじめてた人手ぇ挙げて?


教室がまたザワザワとしだす。


成瀬莉子
何で、悩む必要があるの?
自分がいじめてたと思う人は手ぇ挙げればいいんだよ‼

莉子が、近くの机を蹴る。


ビクッと体を震わせたあかりが、控えめに手を挙げる。



めいも、菫も―――


成瀬莉子
そぉだよね~、でもあんたらはいいや。
クズ人間だから
宗像翔矢
……何が言いてぇんだよ
成瀬莉子
莉子が許せないのはあんた



莉子が、こっちに近づいてくる。




そして、私の胸ぐらをつかんだ。



中峰光
中峰光
……
成瀬莉子
莉子がいじめられてるの知りながら、このクラスは楽しい、
6の2に戻りたいって
成瀬莉子
ふざけてんの?













確かに、莉子がいじめられてるのを知らなかったわけじゃない。






けど、助ける気にもなれなかった。







私には関係の無いこと。







っていうか、私が莉子を助ける意味は何?って。












成瀬莉子
だから、皆?
このゲームは光ちゃんのせいで始まったんだよ?
星亘
……どういうことだよ
成瀬莉子
6の2が仲間割れするゲームをしようって言いだしたのは莉子なんだけどね
成瀬莉子
光ちゃんに現実を教えたかったんだぁ





―――何それ。






私のせいなの?






和田が飛び降りたのも、西馬がケガしたのも、全部私のせいなの?






もしかして、























ここにも私の居場所はないの?



























































































けど……























負けてたまるか。





















ここをのがしたら、私は記憶の中でしか生きられなくなる。

















中峰光
中峰光
ねぇ、あんたは……
中峰光
中峰光
どれだけ私を苦しめれば気が済むの?
成瀬莉子
は?
成瀬莉子
だから、悪いのは光ちゃんでしょ?
中峰光
中峰光
忘れないでよ!4年の時のこと‼
中峰光
中峰光
クラスのトップだったあんたは、自分の立場なら何やってもいいと思って、私をいじめたんでしょう?
中峰光
中峰光
陰湿なものだけじゃない。水をかけたり、叩いてきたり
巫結斗
……中峰…
椎名桃香
……何それ?
加藤来未
光!そんなの私知らないよ!
中峰光
中峰光
それはそうだよ。言ってなかったんだから
中峰光
中峰光
4年が終わるとき、結局は莉子も謝ってくれた。
だから、誰にも言ってなかった
成瀬莉子
チッ
成瀬莉子
何で今言うんだよ
中峰光
中峰光
自分のことは棚に上げて許されるつもり?



5年になって、莉子とはクラスが分かれた。



それと同時に、莉子はクラスのトップから落ちたらしい。

守屋菫
あんたが光のこといじめてたから、自分もされてるんだって分からなかったの?
結城めい
自業自得


クラスにぽっかり空いた、椅子を感じる。



私しか座ることのできない椅子。


中峰光
中峰光
私は、あんたより上にいたからって人をいじめたりしない。
居場所のない人を追い出そうとしない
中峰光
中峰光
ただ、精一杯6の2を楽しんでただけじゃん!
中峰光
中峰光
それの何がいけないの?


莉子は、私を睨みつける。




いいの。私は悪くない。





スマホを取り出した莉子は、全員に画面を見せた。

成瀬莉子
見て!残りの数字「24/30」!
成瀬莉子
この6人は、きっと1の2なんでしょう?
成瀬莉子
そうだよね、6の2と比べ物にならないくらい1の2は楽しいもんね
成瀬莉子
……私の居場所もあるし…


私にだけ聞こえるくらいで、莉子は呟いた。

















―――2組には、勝てないかもしれない。





















榎本聖也
……俺、「GAME SET」押すわ







―――え?




成瀬莉子
何で?どうして?
榎本聖也
ここまで熱くなれるのって、何かの運命だと思うし……
佐伯綴
そうだな。俺も押すよ
仁科彩夏
うちも…









「24/30」だったのが、あっという間に「29/30」になっていた。




莉子だけが、悔しそうに舌打ちをする。



成瀬莉子
……絶対に押してやんないから



槙は、莉子の近くに行って、背中をポンとたたく。


皆木槙
もう諦めろって。これが、中峰とお前の差だよ




























その言葉が、いけなかったのかもしれない―――























成瀬莉子
ミンナクルッテルヨ…

莉子がそう言ったのを、私は聞きのがさなかった。




成瀬莉子
あんたなんか、いなくなればいい


























































そう言って、向かってくる莉子の手にはナイフが握られている。




























































体が、動かない。




















































あ、私、死ぬの―――?




















































痛いのは嫌いだな―――


















































































その時、



























































私の前に飛び込んだのは、私より小さな影だった。


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芽実🌱休止中
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芽実🌱です! 小説書いてます(*^^)v 語彙力ないですが、読んでもらえると喜びます😊 名前だけでも覚えていってね✨ ー連載中ー 人狼ゲーム パラレル・ヴァンパイア ー完結ー 3等分 人狼ゲームアナザー ーその他ー 芽実🌱と申します コメント、お気に入り、💕待ってます!
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