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第11話

保護


私たちは階段を下りる。

中峰光
中峰光
巫君!私保健室寄るから、先理科室行ってて!
巫結斗
分かった



そう言って巫君は1つ下の理科室へ、私は1階の保健室へと向かった。



中峰光
中峰光
開いてる!
消毒液の匂いや、優しい雰囲気がまた懐かしい。


中学校の保健室とは違う安心感がある。
中峰光
中峰光
包帯、包帯……
中峰光
中峰光
これだ!

入り口付近に積んである包帯を2つ抱えて、来た道を戻る。


周りから見れば、まるで借り物競争だ。





中峰光
中峰光
お待たせ!

理科室に駆け込んだ私は、無意識に1歩後ずさった。

中峰光
中峰光
これ、私たちが……

割れたガラス。


あちこちに飛び散る赤い血。


倒れた椅子。


落ちた植物―――



部屋の奥に倒れている西馬と、その横にしゃがみこむ巫君がいた。


私は慌てて、駆け寄る。

巫結斗
大丈夫、生きてる
西馬勝
……サンキューな、2人とも
一安心だけど、すごい血の量。


それに、生きていると言っても、すごい痛そう。
中峰光
中峰光
大丈夫、痛くない?

真っ赤な床に膝をついて、彼の腕に包帯を巻いた。

西馬勝
元からいてぇよ

こんな作業慣れてないし、不器用だから上手くできない。


けど、できるだけ丁寧に、何重もまいた。




中峰光
中峰光
はい
西馬勝
ふぅー、死ぬかと思った~
巫結斗
なんで急に元気なの?笑
西馬勝
一安心っていうか?
まさか、同級生に撃たれる日が来るとはな
中峰光
中峰光
どこで用意したんだろうね。こんなもの
巫結斗
逆に現実感ないよね
西馬勝
つーか、なんで戻ってきたの?笑
中峰光
中峰光
助けるために決まってんじゃん
西馬勝
まぁ、嬉しかったけど、お前らとは……笑
西馬勝
榎本も亘も……結局は守屋も皆逃げちゃってさ
中峰光
中峰光
それは、怖いよ。
見慣れた場所が血まみれになっていくんだから


巫君と目が合う。

中峰光
中峰光
あ、私は怖くないよ?当たり前じゃん。
クラスメイトなんだから

西馬は起き上がると、私の方を見て笑った。

西馬勝
お前、6の2にこだわり強すぎだろ。
毎日、毎日さー
巫結斗
西馬も1組だっけ?
西馬勝
そうだけど
西馬勝
中峰も友達多いようだけど…
そんなに後ろ向きだと嫌われるよ~?


……そっか。


西馬に私は、後ろ向きに見えてるんだ。

中峰光
中峰光
……後ろ向き、じゃないよ
巫結斗
え?


この人たちには話してもいいと思った。


話したいと思った。


私がこのクラスにこだわる理由を……

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芽実🌱休止中
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芽実🌱です! 小説書いてます(*^^)v 語彙力ないですが、読んでもらえると喜びます😊 名前だけでも覚えていってね✨ ー連載中ー 人狼ゲーム パラレル・ヴァンパイア ー完結ー 3等分 人狼ゲームアナザー ーその他ー 芽実🌱と申します コメント、お気に入り、💕待ってます!
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