第2話

虚しい思い
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2020/04/23 09:51
お友達のハンソル君だ。

生徒会室を覗いてすんぐぁん君が居るのを確認すると、ドアを開けて入ってきた。

しかし、そこに私がいるのに気づき
申し訳なさそうな顔をしながら

「すみません。ちょっとすんぐぁん借りていいですか?」

と聞いてくる。

「うん!全然いいよ!気にしないで!」

ととっさに返す。

「ごめんなさい!すぐ戻ってきます!」

と席を立つすんぐぁん君。

ハンソル君とすんぐぁん君が居なくりなり教室に取り残されると

みんなの、楽しそうな声に
更に虚しさが募る。

もちろん、私に友だちが居ないわけではない。
遊びに誘えば来てくれる友達はいる。

しかし、私の方から断ることが多くなると
自然と誘いも来なくなるものだ。

さらに、2年になって見事に自分だけ
クラスが離れてしまい
友達と話す機会も減った。


最初は、乗り切れるか不安だったが
持ち前の根気強さでここまで来たんだ。
ここで挫けるわけにはいかない。

少し、虚しい思いを募らせながら
作業に没頭していると

すんぐぁん君が戻ってきた。

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