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第21話

21.
ハニ先輩からの着信が鳴る。
慌ててマナーモードに切り替えた。
you.
you.
お疲れ様です!
今電車です(^^)
だから電話にでれない、とメッセージを送る。
ハニ
ハニ
もう駅につく?
俺も向かう。
ハニ
ハニ
少しだけでいいから
会いたい。
you.
you.
私はもうすぐ
自分の駅に着きますよ✨
ハニ
ハニ
オッケー
駅の中かコンビニの中とか
明るいところにいてね。
...時間はもう10時前だ。
バイト終わりで疲れてると思うのに。

会いにきてくれるなんて。






こんな行為を、彼の好意を
素直に喜べないのは

今日また、フィリックスの優しさや
楽しそうに笑う姿を見てしまったから。







こんなんでいいのかな?




ハニ先輩と付き合ったのに、
こんなに揺らいでしまっていていいの?


こんなのハニ先輩に対して失礼なんじゃないの?




頭の中を優しいハニ先輩の笑顔と
フィリックスの今日の姿がぐるぐると
浮かぶ。




いつの間にか降りる駅だった、
電車を降りて駅前のコンビニに向かう。


言われたとおりにコンビニの中で
商品を見ながら待つ。

新発売のお菓子を手に取ってみたけど、
頭の中では違うことを考えていた。


...本当にいいの?


ハニ先輩の私への気持ちも
私の、フィリックスへの気持ちも


このままで本当にいいの?



ハニ
ハニ
それ美味しそうだね。
you.
you.
えっ
you.
you.
ハニ先輩!
ハニ
ハニ
お待たせ、ごめんね?
you.
you.
いえっ、
早かったですねっ
ハニ
ハニ
うん、実はバイト終わったら
こっちにすぐ向かってたんだ〜
ハニ
ハニ
驚いたでしょ?
you.
you.
はい
こんなに早いと思わなくて..
ハニ
ハニ
...なんか買ってぶらぶらしよう?
一瞬、気まずさを覚えて
ハニ先輩の目を見れずにそらしたのを
きっとハニ先輩も気づいた。









ハニ
ハニ
どっか公園とかある?
座れるとこ。
you.
you.
あります。
この裏に、すぐそこです。




私たちは公園に向かって
ベンチに腰を下ろした。


こんな時間だし、当たり前に誰もいない。
街灯のぼんやりとした灯りに照らされただけの
公園はすごく静かで寂しい。


ハニ
ハニ
今日、バイト休んだやつなんだけど、
話聞いたら飲みすぎて二日酔いらしくてさ
ハニ
ハニ
おいおい、勘弁してくれよっ
どんだけ飲んだんだ?
って感じだった
you.
you.
えっ
それはないですね〜
ハニ
ハニ
でしょ?
やっぱそう思うよなぁ〜
you.
you.
うんうん、大変でしたねっ
ハニ
ハニ
まぁ俺が稼げたから
ヨシとしよう!
you.
you.
ポジティブですね!
さっきは少し変な感じになったけど
ハニ先輩の明るい空気のおかげで
話は盛り上がった。


ハニ
ハニ
あなたはまだ
飲めないもんね?
you.
you.
はい、私はまだです。
ハニ
ハニ
あー
早く一緒に飲んでみたいな。
you.
you.
えっ、あはは
ハニ
ハニ
あなただったら
めっちゃ二日酔いになっても
俺が頑張って介抱するからっ
you.
you.
え〜
たぶんそんなには飲みませんっ
ハニ
ハニ
そういうこと言ってるヤツが
かなりイケるんだよな〜
ハニ
ハニ
..で、俺みたいなヤツは
そんなに飲めない。
you.
you.
えっ意外ですっ
ハニ
ハニ
でしょ?
ハニ
ハニ
俺すぐ顔が赤くなっちゃって
楽しくなっちゃうタイプ、
その後すぐ寝るっ
you.
you.
寝るっ
ハニ
ハニ
だから飲み会半分
損した気分、寝てるから
you.
you.
あはははっ!
ハニ
ハニ
、、、。
you.
you.
、、?
突然、無言で私をみつめるから
私も何も言えなくなる。
ハニ
ハニ
..今日、どうだった?
you.
you.
..あ、はい
you.
you.
いい練習ができました、
イメージがけっこう固まりましたよっ
ハニ
ハニ
そっ、か
ハニ先輩の顔が曇ったのがわかって
なるべく自然に、自然に話す。


今日、フィリックスと二人でいたのを
気にしてるんだ。
だから、会いたいって疲れてるのに
来てくれたんだ。


今だって明るく接してくれているけど
ハニ先輩だって不安になることとか、
私とフィリックスが一緒にいるのが
イヤだって、そんな感情を当たり前に持つんだ。

私だけじゃなくて、この人も
私と同じように。


その原因を作ってるのは、私。


私がはっきりしないから。

この人のためを思うなら、私ー
you.
you.
あの、私、
ハニ
ハニ
待って!
ハニ先輩は私の言葉を遮るように
急に立ち上がる。
ハニ
ハニ
何も言わないでっ
ハニ
ハニ
ごめん、俺が変な空気に
しちゃった。
you.
you.
そんなこと、、
ハニ
ハニ
あなた
ハニ
ハニ
1ヶ月は、、

俺の彼女でいてほしい。
you.
you.
、、ぇ
ハニ
ハニ
俺なら大丈夫だから。
ハニ
ハニ
俺のことは考えないで?
you.
you.
、、あの、、
ハニ
ハニ
あなたは自分のことだけ
考えていいから。
ハニ
ハニ
まだ、、
ハニ
ハニ
まだフィリックスのことを
考えていてもいい、仕方ないよ。
you.
you.
、、ごめんなさい。。
ハニ
ハニ
...ん〜。
ハニ
ハニ
謝らないで、謝ることでも
なんでもないから。
むしろチャンスをくれてありがとう。
ハニ
ハニ
、、ただ、
欲張り言っていいなら
ハニ
ハニ
本当は今日、あいつと
二人にしたくなかった。
you.
you.
...そ、ですよね。
ハニ
ハニ
うん。
ハニ
ハニ
けっこう心狭いかも、俺。
ストン、とまた隣に座る
ハニ
ハニ
こんな男だって、知っていって?
you.
you.
、、はい。
ハニ
ハニ
呆れたらフッてもいいよ、フツーに。
you.
you.
フツーに、って..
ハニ
ハニ
俺を振るのは、
俺がどんなヤツか知ってからに
して、それで付き合えないなら、
それは仕方ないから。
you.
you.
、、はい。
ハニ
ハニ
ま、そうならないように
頑張るけど〜
そう言って少し得意げに笑う。


こんないい人が私を好きなんて、贅沢だ。




この1ヶ月で、本当に気持ちの整理を
しなくちゃ、
もう、フィリックスと二人になるのは
やめよう。
大丈夫、そんなこともうなかなか
ないよね。






そう思ってたのに。

.