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第20話

20.
you.
you.
..完成したの、落とす前に
写真とってもいいですか?
ピリクス
ピリクス
あぁ、いいよ
you.
you.
よかった..
目を開けたのと閉じたのと、
横顔と撮りますっ
画面越しに見ても
まだドキドキが消えない。


you.
you.
目、閉じてください。
すぐに一枚撮る。
you.
you.
ありがとうございます
私の言葉に

私が彩った目元が長いまつげを
ゆっくり動かしながら開く。

瞬間、画面越しに目が合う。
そのまま見つめ合うと口角が微かに上がる
フッ と小さく微笑んだ。
you.
you.
カシャリ。
無意識に撮影ボタンを押してしまった。
その顔がすごく優しすぎて。

ピリクス
ピリクス
次、横?
you.
you.
ぁ、はい
よかった、なんとも思ってなさそう。
私も何事もなかったように写真を撮った。
you.
you.
..よし、いい感じですね!
ピリクス
ピリクス
ほんといい感じだね、
次に行こうか?
you.
you.
え?
you.
you.
今日してもいいんですか?
ピリクス
ピリクス
うん、いいよ
あなたさえ良かったらだけど。
you.
you.
私はぜんぜんっ
ピリクス
ピリクス
じゃあ、次も
you.
you.
お願いしますっ
大丈夫、私はメイクの練習が
したいだけ。


フィリックス先輩はそれに
付き合ってくれているだけ。


だから何もおかしくない。


この時間が嬉しいなんて思ってない。





ピリクス
ピリクス
次も楽しみだな〜
その言葉に喜んでなんかない。

ただサークルのことをしてるだけ。

そう、それだけ。














.
ピリクス
ピリクス
あー
ピリクス
ピリクス
全部好きだけど
最初のやつが一番好きだし
イメージに近いな
you.
you.
私もそう思いますっ
また写真見て改善します!
結局メイクを4パターンもこなしてくれた。

メイク落としまで終わり、外は真っ暗になっていた。

you.
you.
今日はありがとうございました!
ピリクス
ピリクス
こちらこそ、
撮影本番もよろしくね。
you.
you.
あ、じゃあ
ピリクス
ピリクス
え?
you.
you.
私はここを片付けて帰るので
先に帰って下さい。
you.
you.
お疲れ様でした!
ピリクス
ピリクス
え?帰らないよ。
you.
you.
え?
ピリクス
ピリクス
こんな遅くに女の子ひとりで
帰さないよ、駅まで送るよ。
you.
you.
いや、片付けもありますし、
いいですよっ
ピリクス
ピリクス
、、僕も手伝う、、
同じ形ものを同じところに入れたらいい?
そう言って散らばったコスメを
手に取っていく。
you.
you.
あ、えっ
ピリクス
ピリクス
二人のほうが早いし、ね?
you.
you.
、、すみませんっ
ピリクス
ピリクス
いいよ、気にしないで。
この人は優しい。

二度も振った私にさえ
こんなに優しくしてくれるなんて。

きっと皆にこんな風に優しいんだ。
そう、余計なことを考えてしまう。



ピリクス
ピリクス
あ、そうだ
ピリクス
ピリクス
今日撮った写真
もらえないかな?
you.
you.
あ、いいですよ
一回メモリに落とすので
また次でもいいですか?
ピリクス
ピリクス
え?
番号交換しようよ。
you.
you.
えっ
ピリクス
ピリクス
あ、いや、、
ダメだったかな
人の彼女に。
you.
you.
あ、
ピリクス
ピリクス
..ハニと付き合ったでしょ。
you.
you.
あ、それは..
ピリクス
ピリクス
わかるよ、ハニの態度で。
you.
you.
、、そうなんです。
あなたのことが忘れられないから
1ヶ月お試しで、なんて言えず。

ピリクス
ピリクス
そっか
ピリクス
ピリクス
よかった。
幸せにしてもらいなね。
ズキンと胸が痛む。

よかった、なんて聞きたくなかった。

私の事なんてどうでもいい、
私にとってはそう言われているのと
同じだ。

you.
you.
はい。
ピリクス
ピリクス
帰ろうか。
you.
you.
..はい、帰りましょっ


今日は楽しくメイクできて
たくさんお話もできたのに

帰り道はほぼ会話はなかった。

2人の足音が響くだけ。
 




気まずい空気の中で駅についた。

改札前でフィリックスが立ち止まる。




ピリクス
ピリクス
やっぱり教えて。
you.
you.
え?
ピリクス
ピリクス
今日のメイクすごく
気に入ったから
早くもう一度見たい。
ピリクス
ピリクス
番号聞いたらダメかな?
you.
you.
い、え、ダメとかじゃ
ピリクス
ピリクス
じゃあ、連絡先交換しよう。
you.
you.
..はい



なんでなのかわからないけど
その顔がまっすぐ私を見てくれたのが
嬉しくて。


嬉しすぎて。






私たちはその場で番号を交換して 
今日の写真を送った。


ただ、
微笑んだあの一枚だけは送らなかった。
なんだか恥ずかしくて。




フィリックスと別れて、
電車に乗ってすぐに




ピリクス
ピリクス
今日はありがとう
そう送られてきた一言が
もう無性に嬉しくて

嬉しくて
ハニ
ハニ
やっとバイト終わった〜
ハニ
ハニ
あなた〜
何してる?
その言葉に


すぐに返事を返せないでいる私は
you.
you.
最低。
私、最低だ。

こんなのダメだ。
ハニ先輩に失礼だ。

ハニ
ハニ
あなた
いまどこ?
ハニ
ハニ
会いたい。