どうしよう・・・
思い切って言う?
でも、学校では誰にも言わないって決めてるし・・・
色々と考えていると、樹くんが声をかけてきた。
樹「あはっ!もしかして図星?笑」
『・・・うん、私が七星みなです』
結局正直に言うことにした。
田中「ってか、今のあなたちゃん、百面相みたいだったよ?笑」
『えぇっ!百面相?!』
田中「うん笑あなたちゃんって意外と面白いんだね!」
『え、そう?』
田中「うん!!笑」
『あのさ、なんで私が七星みなだって分かったの?』
田中「ん~・・・勘かなぁ?俺、そういうのすぐ分かるタイプなんだよね笑」
そう言ってくしゃっと笑った。
今さらだけど、樹くんってイケメンだよね。
いつも一緒にいる6人全員そうだけど。
今、樹くんが「爆モテじゅったん」って呼ばれてる理由が分かった気がする。
田中「あ、このこと北斗には言ってるの?」
『それが、言うタイミング逃してまだ言えてないんだよね・・・』
田中「あ、そうなんだ~」
『あと、私が七星みなだってこと、誰にも言わないでね?一応秘密にしてるから!』
田中「おけ!絶対言わない!」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。