さあ、どう来るか?!
松村「俺、帰る」
北斗の声がレストランに響いた。
あなた・田中「えっ?」
参加者「「え・・・?」」
ギャルたち「「えぇ~?!?!」」
突然の帰る宣言に、ギャルたちが半ギレしてる。((
「なんで今帰っちゃうの?!」
「私北斗くんともっと話したかったのにー!」
「もうちょっと一緒にいようよ!」
食い下がるギャルたちに目もくれず、北斗は「じゃあ、」と言って立ち上がった。
松村「あ、樹にお金払っとくわ」
田中「あ、うん・・・」
樹の前のテーブルにお金を置いて、あっけなくお店を出ていってしまった。
私たちはしばらくポカーンとしたまま黙っていた。
『北斗・・・ほんとに出ていったね』
田中「まさか、、帰るとは思わなかったわ・・・」
田中「北斗、本当にみなのこと好きなんだね」
田中「一途すぎてビックリした笑」
『うん、そうだね・・・笑』
それが、まるで私のために合コンを抜けてくれたかのように思えて、少し嬉しかった。
・・・あれ、なんでこんなこと思ってるんだろう、?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!