第5話

4番星✩
1,788
2022/03/01 03:00
そこからどれだけ長い時間経ったのかな〜?



今まで色んなこと考えてきたんだよね〜



歌の事、英語の事、友達の事、歴史の事



かけがえのない物のはずだった家族の事



考えるのを辞めようとは思わなかったんだぁ〜



やめれなかったんだ、色々深く考えすぎて………



今どれくらいたったかな……数千年くらい??



……あーあ!早く動きたい、うたいたい!



でも、多分私じゃどーにもならないかぁ〜


…………なら、悪いけど千空に頼るしかないよね〜?



千空なら、時間も数えて、光の謎を解くために起きてくるんじゃない?



んで、ついでにこの世界救ってやる〜とか??



……その時も、私は石のままなのかな?



そんなの嫌だ。私も……起きたい。宇宙に行くんだ、武道館に行くんだ!



こんな所で…………くたばってられないし!!





ーーーーーパリッッッ!!
(なまえ)
あなた
(……あれ?何か眩しい……?)!?石が……割れた?
ゆっくりと慎重に起きてみた


あれ?私………動いてる?石化が溶けたんだ……!!


しかし………




(なまえ)
あなた
うそ………でしょ……?こんな事………ありえないじゃん………

今までの人類のあゆみが………努力が………



全て、なくなってしまっていた


そう全て……だ



(なまえ)
あなた
(………いや!落ち着いてよ!こんな事でガッカリしてる場合じゃないでしょ!?まずは周りをみて、観察する!そこから何をすべきか考える!)


とりあえず、自分が今いる位置を把握しよっか



ここは……洞窟?学校の跡形もないねぇ………


あれ?そういえば、千空は?千空もそばにいたでしょ?


そう思って周りを見ると……





(なまえ)
あなた
!?


これは………



(なまえ)
あなた
間違いない、千空の字だぁー!
地面には千空の文字と服が置いてあった


これを見る限り、千空は結構早く起きたんだろなぁ〜


(なまえ)
あなた
ええっと……なになに?


『服を着たら、そのまま川を降れ。さっさと目を覚まして来やがれ、あなたの下の名前 相棒
(なまえ)
あなた
………やってくれるじゃん♪


そこからは自分でもびっくりするくらい早かった


服を着て、川を急いで、全力疾走で降る


……………起きてたんだ!やっぱり!


君ならやってくれるって信じてたよ!

















石神千空
ククク、随分寝てたじゃねぇか。あなたの下の名前
(なまえ)
あなた
ごめんね〜?寝すぎた♪
石神千空
遅せぇよ
(なまえ)
あなた
ごめんって!

私の人生の2回目のSTARTが




(なまえ)
あなた
……おはよう、千空!
石神千空
………おう


今、ここから始まる!

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