第3話

#1
685
2021/05/02 11:48
あなたside
満開の桜が綺麗な4月。今日は晴天で陽が照っていて、とても心地のいい日だ。
あなた
亮平、準備できた?
阿部亮平
できたよ、それじゃあ行こうか
今日は高校からの同級生で彼氏の亮平とお花見をする予定で、今から有名なお花見スポットに行く。
あなた
楽しみだね~、今年の桜も凄く綺麗なんだろうな!
阿部亮平
あなたったらはしゃぎすぎw
確かに楽しみだけどさ
あなた
ねえ亮平、顔色悪くない?大丈夫?
阿部亮平
大丈夫だよ、俺は元気
あなた
本当?それならいいんだけど………
でもやっぱり亮平の顔色は若干悪く、心配だった。
そして目的地に向かって歩いている時、事は起きた。
あなた
亮平ってさ、好きな花とかある?
あなた
亮平、亮平ってば!
亮平は私の問いかけに答えず、顔色はさっきより悪くなっていた。
阿部亮平
バタッ(倒れる)
その瞬間、私の隣にいた亮平は崩れ落ちたかのように倒れた。
あなた
亮平、亮平!
私が声を掛けても亮平が反応することはなかった。
人通りが多い通りにいた為、通りすがりの人が手助けをしてくれて私は救急車を呼んだ。
あなた
亮平……………
救急車が来て私は亮平の付き添いとして乗ったけど、心配しかなかった。
私はひたすら心配だったし、亮平の体調に気がつけなかった自分が惨めに感じた。

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