第2話

第1希望
518
2021/01/12 02:57
前に変な人にマネージャーを誘われた。
もちろん、やる気はない。
そう思っていたのに
及川徹
及川徹
おっはよ!俺たちのマネージャーやる?
(なまえ)
あなた
いいえ
次の日も
及川徹
及川徹
ねねね、マネージャーとかどうかな?
(なまえ)
あなた
遠慮します
そのまた次の日も
及川徹
及川徹
マネージャー楽しいよ!どうかな?
(なまえ)
あなた
結構です
こうやって何日も何日も折れずに誘ってくるもんだから
及川徹
及川徹
マネージャー、どう?
(なまえ)
あなた
あー…少しは視野に入れておきます。
言ってしまいました。
こんなん言ったらもう入るしかなくなるじゃん
及川徹
及川徹
ほんと!?ありがとう!待ってるね!
(なまえ)
あなた
あ、ちょ
まだ入るなんて言ってないのに。
でも、ほぼ入るようなもんだしいいか。
それから部活を決める日がきた。
私は第1希望に
『男子バレー部マネージャー』
こう書いた。
どうやらこの学校はマネージャー希望のときだけ主将キャプテンが希望人数と希望者の中から入って欲しい人を選べるらしい。
男子バレー部のマネージャーの募集人数は1人
去年までマネージャーは募集してなかったらしいけど。
及川先輩が決めるから私がなれる訳ないか。
そう思って私は第2希望に
『帰宅部』
そう書いた。

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